日常 Feed

2010年11月19日 (金)

診察室の「いす」を新調しました。

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■ドクター・チェアーと、患者さんの椅子を新しく買い換えました。

少し前から使っていた患者さんの丸椅子が壊れてしまって困っていたのだ。ちょうど体重が30kg くらいの高学年の小学性が座ると、ストッパーが外れて椅子が高くなってしまう。どうもガス・シリンジがいかれてしまったらしい。

医療用の通販カタログをいろいろ探してみたが、どうも思うような椅子がない。

困ったなぁ、と思案していたら、世の中には同じ悩みを抱えている小児科医がいたんだね。ビックリ。10月15日の外来小児科FTML で、沖縄の町田先生がこんな投稿をしたのだ。

沖縄の町田と申します。

前から何度かftmlで話題になったことですが、
新たに質問させて下さい(^^;)
(最近のメールを見落としてたらスイマセン)

診察室の患者さん用のイスを買い替えようと思っています。
皆さんがお使いのイスで「これはオススメ!」という
ものがありましたら、教えて下さい。

そしたら、青森県むつ市で開業する「どんぐりこどもクリニック」の佐々木先生が、こう返答してくれたのです。

町田先生へ

佐々木@青森県むつ市です。

いろいろ購入しましたが、
1.患者さんやお母さんの足が引っかからない
2.子ども一人で座っても背中の聴診ができる
を満たすものはなかなかありませんでした。

今は、イトーキのPCK-1107DLを使っています。
メーカーのカタログでは定価が¥54,180ですが、
ネットでは4万円以下で出ているようですね。

http://store.shopping.yahoo.co.jp/soho-st/20092591s.html

ぼくも、一目見て気に入ってしまいました。

でも、ネット特別価格でも「37,900円」。高いなぁ。


と言うのも、しばらく前に医療用カタログ通販で、ドクター・チェアを 9,800円で購入したばかりだったからだ。


ちょっと見には、わからないでしょ、この値段の差。


でも、値段が高いだけのことはあるな。
作りが機能的で頑丈だし、デザインがとってもおしゃれだ。
それに何よりも、背もたれがあること。


この「いす」になってから、小さい子でも一人だけで座らせるおかあさんが増えたような気がする。

安心、安全だからだろうな。



2010年11月15日 (月)

駒ヶ根市立図書館での講演会の準備が間に合わないぞ

■今度の日曜日、11月21日の午前10時半から、駒ヶ根市立図書館で講演することになっているのだ。タイトルは、


『赤ちゃんの言葉は、どうやって生まれてくるのか?』

この演題は、ぼくが自ら希望してそうしてもらったもの。


でも、まだ思うように準備が進んでいない。


パワーポイントのスライド作成をようやく今日から始めたところなのだ。
以前に作った原案のスライドはあったのだが、どうも全面改定しないとぜんぜんダメみたい。


焦るなぁ。


まだ、5日はある。よし、がんばるぞ!


ただいまのBGMは、ハンバートハンバートの「おべんとう」


いいなぁ、ハンバートハンバート。


さっき、「虎」を聴いてたら、涙が流れてきたよ。

2010年11月 5日 (金)

Twitter は「ラジオ」だ!(その2)

ハンバートハンバート「シングルコレクション 2002-2008」の「Disk2」を、このところずっと聴いている。この「2枚目」も聴き所が多い。初っぱないきなり名曲「おかえりなさい」。女の一人語りを、男性ヴォーカルで唄うという逆転の手法は、たぶん加川良が確立したものだ。

意外だったのは、次の2曲目。高田渡が唄う後期の傑作「ブラザー軒」を、佐野遊穂が女性の声で唄うという、さらに反転した手法を試みている。これはまさに確信犯的な試みに違いないのだが、実際に聴いてみると、これが見事にピッタシはまっているのだな。これには正直「やられた」と思ったよ。

それから、ハンバートハンバートというグループがデビュー当時から「アイリッシュ、トラディショナル・フォーク、童謡、そして西岡恭蔵。」ではなかったことが、7曲目「 E.A.D.」8曲目「 幸福論Z」9曲目「 夢の中~No Woman No Cry」を聴くとよくわかる。なんだ、今どきのふつーのロック・グループじゃん。いま風の佐野遊穂のヴォーカルもオリジナリティには乏しい。だけど、「 幸福論Z」は、聞き込むほどに実に印象的な佳曲だと思う。そうか、当初の方向性は「こっち」だったのだ。それが何時から「あっち」になってしまったのかな? じつに興味深いぞ。


この「Disc2」を繰り返し繰り返し聴いてみて、ぼくが一番好きな曲はやっぱし「夜明け」だ。これは本当に名曲。CDには2ヴァージョンが収録されている。絶対的な自信にあふれた、圧倒的な力強さにほれぼれしてしまうよ。


思い起こしてみれば、ぼくが初めて「ハンバートハンバート」というグループを知ったのが「この曲」だった。NHK BS2 で放送された「フォークの達人」加川良特集のゲストで出演した2人を見たのが最初。当時の映像が「これ」だ。






YouTube: ハンバート ハンバート - 夜明け


こうしてまた聴いてみると、作詞・作曲「加川良」と言われても何の違和感もない曲だなぁ。ぼくの好みの「ツボ」に「モロ」はまっている。


   いく千もの 歳を超えて

   私はいま見つけた

   いく千回も 生まれ変わって

   私たちは いま 巡り会った

   あなたと 巡り会った。


■ところで、ハンバートハンバートは「男女夫婦デュオ」のグループだ。

そういうグループは、昔からいっぱいあった。「ヒデとロザンナ」とか、「ダ・カーポ」とか、テントウ虫のサンバの「チェリッシュ」とか、旧「赤い鳥」のメンバーで、「紙ふうせん」と「ハイファイセット」。でも、「トワ・エ・モア」は夫婦じゃない。ちなみに、「カナダからの手紙」の畑中葉子と平尾昌晃も夫婦ではない。


その昔、名古屋出身のチェリッシュが地元のラジオ局で深夜放送をやっていた。たしか東海ラジオの「ミッドナイト東海」だったと思う。旦那のほうの松崎さんがDJで、あまり知られていないマイナーなフォークがよくかかっていた。ある夜、そのラジオから流れてきたのが加川良の「下宿屋」だった。はじめて聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。ぼくはまだ中学2年生だった。


当時の「ミッドナイト東海」には、森本レオがいたな。それからもう少し後になるが、笑福亭鶴瓶を初めてラジオで聴いたのも「ミッドナイト東海」だった。あと兵藤ゆきとか。懐かしいなぁ。


(閑話休題)

■さて、前回の続き。 Twiter についてもう少し深く考えてみたい。


重要なことは、「開かれている」ということだ。

ぼくが「ミクシー」に入会したのは3年以上前のことだ。でも、すごく居心地が悪かった。当初、ニフティの「フォーラム」のイメージでいたのだが、もっとオープンな感じのはずなのに、なんだか妙に押しつけがましくて馴染めなかった。


でも、その後しばらくして出会った「ツイッター」は違った。


「ツイッター」は、いまここの「ラジオ」だ。


「いま・ここ」とは、即時性・同時性のライヴ感、共有感、自分が世界とつながっている感じ のことだ。


リスナーは、気に入ったパーソナリティの「つぶやき(DJ)」をフォローする。それは、お気に入りのラジオ番組を登録する作業だ。実際のラジオとツイッターが違う点は、登録した「放送局」が同時に、勝手に次々と「つぶやく」ことだ。だから、ラジオと違ってチューナーをそのたび変えてラジオ局を選局する必要がない。これは聴く方からすれば非常に楽だ。

■すごく有名な「パーソナリティ」の番組に、リクエスト葉書を出したり、感想の投稿をすろことが、人気有名人のツイッターに返信することに相当する。そのパーソナリティが、気に入ってリツイートしてくれれば、自分の発言が一気に拡散する。ラジオで投稿を読んでもらったみたいな感じだな。


ただ、ラジオと違ってツイッターの一番面白いところは、発言者一人一人が「海賊放送局」であることだ。自由に勝手に発言できる。その放送内容に共感してもらえば、フォローワーも増える。海賊放送局の電波は普通その限られた地域だけでしか聴くことができないが、ツイッターは世界中に開かれた、オープンな海賊放送局だ。mixiや、昔のニフティのフォーラムと違って、仲間内だけに限られた電波ではない。そこがいい。ぼくはそう思う。

でも、世代間で「ツイッター」に期待することはぜんぜん違うんだな、どうも。面白いね。


そのあたりのことは、「ここ」を読んでみて下さい。


2010年11月 1日 (月)

あの、野沢那智さんが亡くなってしまった

■劇団薔薇座の主宰者で、アラン・ドロンの吹き替え声優としても(いや、主にこちらで)有名だった野沢那智さんが肺がんで亡くなった。ショックだ。本当に悲しい。

この切なさは、林美雄さんが亡くなった時以来か。

と言うのも、ぼくにとっての野沢那智氏は、TBSラジオの深夜放送「パック・イン・ミュージック」木曜日深夜の「ナッチャコ・パック」パーソナリティとしての存在が一番だったからだ。

ただ、個人的な思い入れは「ナッチャコ・パック」が終わったあとから始まる「林美雄みどりブタ・パック」の方が強かったかもしれない。たしかまだ中学生だった。部活が終わって家に帰り、夕飯を食ってからまずは寝る。深夜0時半ころ母親に起こしてもらって、それから勉強机に向かって宿題したり試験勉強したりしていたのだ。

深夜一人きりで起きていると、怖いし寂しい。だから、ラジオを付ける。ニッポン放送は、大石吾郎のコッキーポップで、TBSラジオは大村麻梨子さんの「麻梨子産業株式会社」をやっていた。

そうして午前1時から、地元のSBCラジオでは「オールナイト・ニッポン」が始まるのだが、当時からあまのじゃくのぼくは、東京赤坂のTBS放送から発信され、野超え山超え、南アルプスの上空を通過して、ぼくが住む高遠町まで到達した微弱な電波にこだわっていたのだった。

深夜帯は、不思議とそうした遠くからはるばるやって来る電波が AMラジオから案外クリアーに聞こえたのだ。特に、東京の深夜放送が休止する日曜日の深夜は淋しくて、チューナーを回しても「ヨビゲン・コーリアン・ゴ・スミダ!」みたいな北朝鮮放送しか聞こえなかったりした。そうすると、日曜日の深夜に起きているのは世界で俺一人きりなのか? って、すっごく孤独で不安になってしまったものだ。

それからしばらく経って出会ったのが、ラジオ大阪の「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」だった。日曜深夜、あの番組にはホント救われたなぁ。

■あの頃、AMラジオから深夜に聞こえてくるパーソナリティが読むリスナーからのハガキに大笑いしながら、「自分は一人じゃないんだ」と確認していたんだと思う。


この感覚を、最近深夜に Twitterのタイム・ラインを眺めていて思い出したのだ。あ、そうか。ラジオなんだ、ツイッターって。同じ時間を、別の場所にいる会ったこともない人たちといっしょに共有する感覚。一人ぼっちだけれど、世界とたしかに「つながっている」という感覚。

そんなかんなをいろいろと思い巡らしたワケは、今日の「さとなおさんのブログ」 を読んだからだ。ぼくもフォローしている坂本教授のシアトルからのライヴ映像を見て(聴いて)いたから。家族が留守の自宅で一人 Ustream 画面右横に次々と流れゆく「つぶやき」を眺めながら、リアルタイムで日本中の9000人以上の人たちがいっしょに見ていることを確かに実感できた。この感じ、あの頃の深夜放送のラジオを一人聴いていた感じに、たしかに似ているな。(つづくかも)

2010年10月10日 (日)

あるクマの生活 -- 仕事編 --(白熊的生活)

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先日たまたま「こういう」ガシャポン(ガチャガチャ)があることを知った。コレクターではないのだが、「しろくま」には目がないのだ。で、さっそくネットで5種セットを購入した。


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■やっぱり、この「きぐるみバイト白熊」が一番のお気に入りかな。

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■うしろから見ると、「きぐるみ」にファスナーが付いているのは当然としても、「しろくま」の後頭部にもファスナーとチャックが付いている(写真ではよくわからないが、ちゃんと銀色で塗られている)ところに芸のきめ細かさがある。「しろくま」の「中の人」っていったい誰? なんかこう、しみじみしてしまうのだなぁ。

2010年9月26日 (日)

新しい iPod Shuffle を買った

■愛用していた第2世代の iPod Shuffle(オレンジ色)だったが、ずっとだましだまし使ってきたけれど、とうとうどうにも動かなくなってしまった。そこで仕方なく買い換えようと思ったのだが、第3世代の iPod Shuffle は、コントローラーが本体になくて、付属のイヤホンのコードに付いているので、今まで使っていた Shure のイヤホンが使えない。

それは面白くないな。と困っていたら「第4世代の iPod Shuffle 」が新発売になった。見ると、コントローラーが再び本体に戻っているではないか! やったぁ。


というワケで、さっそく注文したのだった。

4,800円で、2ギガ。バッテリーも最大15時間駆動と伸びた。しかも、明らかに音が良くなっている。イヤホンが改良されたのか? これなら、SHURE のイヤホンを使わなくてもいいじゃん。なんだ。

これはマジでお買い得だな。

でも、ホント小さくなっちゃって、不器用なぼくの太い親指では、かえって操作しずらいぞ! それから、衣服に挟むクリップが第2世代に比べて開きが小さいので挟みにくい。ぼくはいつもトレーニング・ウエアーの首周りに挟むのだが、すべてセットアップしてから挟もうとするとコントローラーをクリックしちゃってうまくいかない。挟んでからスイッチ・オンしないとダメなんだ。そこが唯一の欠点か。

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■                                         今日の日曜日の夕食は、例の、飯島奈美『LIFE なんでもない日、おめでとう! のごはん』(ほぼ日刊イトイ新聞)82ページの「お休みの日のパパカレー」に再挑戦だ。今回は、オリジナル通りに豚肉をかたまりで500g(肩ロースはなかったので、豚バラの塊)。コレを入れました。豪華です! 

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カレー粉は、前回と同様に「S&B直火釜焙煎深みロースト・カレーフレーク中辛」と「ハウスジャワカレー辛口」のハーフ&ハーフ。タマネギは4個使った。タマネギを炒める時に、ハチミツを大さじ 1/2 入れること、仕上げに、おろし生姜を大さじ1、バターと醤油を小さじ1ずつ入れることがポイント。

待ちきれなくて、90分間ぐつぐつ煮込むところを70分に短縮したので、豚肉がいまひとつ柔らかくならなかったかな。でも、個人的にはすっごくうまくできた、と思うぞ。(何故か、カレーの写真はない。忘れてた)

2010年9月21日 (火)

Twitter の XSS脆弱性とやらに、まんまと引っかかってしまったらしい

いまだに「クライアント・ソフト」を使わずに、Twitter公式サイトからずっとTLを見てきたのだが、どうもそれでもって、Twitter の XSS脆弱性とやらに、まんまと引っかかってしまったらしい。

何か今日の夕方くらいから TL の下の方が消えてしまって変だなぁと思っていたら、なんだか知らないうちに、怪しげな所へ誘導する「リツーイト」をしてしまっていたらしい。先ほどRTを削除してきた。

ご迷惑をおかけしたみなさま、本当にどうもすみませんでした。

2010年6月20日 (日)

信州高遠美術館ギャラリー展「藤沢まゆ」

■昨日の土曜日、診療終了後のひと休みのあと妻と次男といっしょに高遠へ。長男は中学陸上長野県大会で長野へ行っている。残念ながら出場選手じゃなくて応援でね。

行き先は「信州高遠美術館」だ。先週の土曜日から「藤沢まゆ」展が開催されていることを、妻が北原アンドレア先生から教えてもらったのだ。

藤沢まゆさん。ぼくは彼女のことを知らなかった。でも、彼女のお母さんとお父さんのことはよく知っている。おかあさんは、高遠小学校東組、高遠中学校2組の同級生だし、おとうさんとも同い年で、高遠中バスケ部の同士だ。(おとうさんは5組だったかな)

それにしても、あの俊幸くんと八重子さんの娘さんが、このようにオリジナリティ溢れる新進気鋭のアーティストとして、まだ若いのに数々の個展を開催し、専門家すじからも注目されているとは、ぜんぜん知らなかったよ。

布に絵を染め付ける技法は、絵本『じごくのそうべえ』田島征彦(童心社)で慣れ親しんでいた。でも、藤沢まゆさんの作品に直に接してみて驚いたのだ。予想をはるかに超えてダイナミックで且つ繊細なファンタスティックな世界がそこにあったからだ。大切なことは、伝統的なアート(技術)を踏襲しつつ、新しいアート(芸術)を表現してゆくことなんだな。やはり、代表作「ぞうくじら」が見応え満点だ。その色合いといい細密なタッチといい、実に素晴らしい。


■妻と次男はゴルフで先に帰って、ぼくは高遠に残った。実はこの日、高遠町福祉センター「やますそ」で、午後6時半からコンサートがあったのだ。開場まであと40分あったので、駅前の「本の家」へ。暫く前に僕が売った本が、まだ売れずに店の本棚に何冊も並んでいて、なんとなく申し訳なくなってしまった。でも、がんばってほしいぞ!

そこで、応援のためにも3冊購入。買ったのは『おじさんはなぜ時代小説が好きか』関川夏央(岩波書店)『多読術』松岡正剛(ちくまプリマー新書)『ビッチェズ・ブリュー エレクトリック・マイルスのすべて』中山康樹(廣済堂出版)。しめて2,500円なり。


■それから、高遠町福祉センター「やますそ」へ。ナラ・レオンのボサノバ「虹の彼方へ」がBGMで流れる中、亀工房の二人が登場。亀工房のライヴを観るのは、これで3回目か。で、以前から前澤さんの雰囲気が何故か懐かしい感じがずっとしていて不思議に思っていたのだけれど、先日その理由が判った。

ぼくが伊那北高校で同級生だった、中山昌士くんに雰囲気や佇まいが「そっくり」なのだ。その「長髪」を含めてね。中山君には、先日「伊那保育園」で久しぶりに会ったばかりだったから、余計にそう感じたのかも。(つづく)

2010年6月 5日 (土)

わが家の「ノーメディア・デイ」

■今週の日曜日、諏訪地区PTA指導者研修会の第二部「第6分科会:メディア漬けの子供はどうなってしまうのか!」の講師として呼ばれて、諏訪南中学校まで行ってきた。

7つの分科会の中でも、一番関心が高い分野だったみたいで、参加者が60名近く(しかも多くが父親)もあり、午後2番目の講演で眠たく疲れる時間帯にも係わらず、皆さん熱心に耳を傾けて下さった。ありがたかったな。90分間一人で喋りすぎてしまい、講演後のグループ・ディスカッションの時間が少ししか取れず申し訳ないことをしてしまった。ごめんなさい。

講演では例によって「皆さんも家庭でノーテレビ・デイに挑戦しましょう!」と声高らかに訴えてきた訳だが、はたして、演者のぼくは「それ」を実践しているのだろうか?と、講演中にふと思ってしまったのだ。わが家では、子供たちも親もテレビ好きだ。毎日毎週見る番組がいっぱいあって、ハード・ディスクに録画して後から見る番組も含めれば、連日2〜3時間は家族でテレビを視聴している。

さらに子供らは、連日 Wii のゲーム(プレステや任天堂DSはわが家にはない)に興じている。一応、1日1時間までと親子で取り決めはしているが。

加えて、父親であるぼくは深夜帯のテレビ番組が大好きときているし、
ずいぶん昔からネット中毒で、最近では診療中も Twitter のタイムラインが気になって仕方がない。

そんな自ら「メディア漬け」の人間が講演するのは罪なんじゃないか?
そう自責の念にかられた訳です。


■という訳で、日曜日の夜にわが家の家族で話し合って、
6月2日(水)を、わが家の「ノーメディア・デイ」とすることに決めたのだった。
妻と子供たちは案外平気みたいだ。ただ問題は、禁煙した時よりも
厳しい試練になるに違いないぼく自身。
「絶対無理よ」妻は言った。「なにくそ」ぼくも言った。


■そんな感じで、わが家での初めての「ノーメディア・デイ」は始まった。
(ノーテレビ・デイは以前に何回か挑戦したことがあるのだ)
忙しかったこともあり、禁煙した時よりはストレスはなかったですかね。
皆から危ぶまれていたこの僕も、ちゃんと24時間耐えることができた。
やったね! これなら、毎週は辛いけれど、月一回ならできるぞ!


じつはこの日、鳩山首相辞任というとんでもないニュースがあったのだけれど、
「ラジオは一応 OK」ということにしてたので、リアルタイムで知ったのです。
情報がなかったから、7対0で勝っていたのに、オリックスに逆転負けした中日投手陣の不甲斐なさにリアルタイムで一喜一憂しながら親子共々落胆することもなく過ぎてよかったかも。


■この日の午後は、1時から医師会で常務役員による決裁。2時15分に終了して、30分遅れで高遠第一保育園の内科健診。
園長先生に3時のおやつをご馳走になってから、午後4時のお迎えの時間まで
例によって絵本を読ませてもらった。年長さん、年中さん、途中からは年少さんも。
子供らの期待に応えることはできたかな? ちょっと自信ない(^^;;


1)『ダックスくんとフントくん』MAYAMAXX(こどものとも年少版 2010年・5月号)
2)『しましま みつけた』平野恵理子さく(こどものとも年少版 2009年・9月号)
3)『なりました』内田麟太郎・作、山口マオ・絵(すずき出版)
4)『なんでもパパといっしょだよ』 フランク・アッシュ、作絵(評論社)
5)『ぶたぶたくんのおかいもの』 土方久功さく・絵(福音館書店)
6)『ひまわり』 和歌山静子・作(こどものとも年少版 2001年・8月号)


2010年5月 7日 (金)

GWも終わって

昨日の6日から平常営業となった。

このGWは、当番医が当たってなかったのだが、
長男が中学2年生で、所属する陸上部の練習・大会でGWは埋まってしまい、
出かける予定を事前に立てることはできなかった。


この、MacBook も保守作業のためにGW中ぼくの手元を離れて
豊科の「エル・パレット」へ行っていたのでブログ更新もできなかった。


5月2日(日)は、高遠の実家の片付け。昼飯は、高遠町長藤板山の古民家を改装した蕎麦屋「七面亭」で、ざるそばとかきあげを兄貴にゴチになる。初めて食べたが、上品な蕎麦だな。ぼくは「こやぶ」の田舎蕎麦のほうが好み。


5月3日(月)は、伊那陸上競技場で県陸上記録会に長男が出場した 100m走予選を観戦。

そのあと「かんてんぱぱ」に行って、妻・次男・義母と共にくつろぐ。
なんだか知らない間に「かんてんぱぱガーデン」はどんどん拡張整備されて、
伊那のメイン観光スポットになっていたのだった。


いったん自宅へ帰って、モスバーガーで昼飯を食べていたら、
久しぶりに伊那北高校の同期である毛賀沢君夫妻に出会う。
伊那ケーブルテレビでの活躍、頑張ってるね。応援してるぜ!
とは、恥ずかしくて声に出して言えなかった。ごめんな。

そのあと、西春近のサンライズ前にある無料のテニスコートで次男とテニス。

翌5月4日(火)は、長男の部活が休みとなったので、車で八ヶ岳方面へ出向く。
午前10時半前に着いたのに、八ヶ岳アウトレット駐車場は既に大混雑。
妻と子供たちを先に下ろして、第一B駐車場に車を駐めるまで、
30分以上かかったかな。

それぞれに買い物。
最近オシャレに目覚めた長男は、Beams でシャツとか仕入れていたぞ。

その足でリゾナーレへ。こちらもすごい人。
リゾナーレの本屋さんで、
『絵本が目をさますとき』長谷川摂子(福音館書店)と、
『大人のジャズ再入門』中山康樹(朝日選書)を購入。
まえから探していたんだ、この本。


グローブ・カフェに向かって昼飯にしようとしたら、
予約でいっぱいとのことで、仕方なく小淵沢に戻って
「マジョラム」でイタリアンの昼食。
相変わらず、どんなに忙しくても手を抜かない
ここのスパゲティのレベルの高さには感心させられるな。


それから大泉へと向かい、
「絵本の樹美術館」へ。
1年半ぶりの訪問。ご無沙汰してしまいごめんなさい。
今年度で美術館をやめてしまうとのこと。まことに残念。
年内にもう一度訪れることを館長の田中裕子さんに約束して
おいとまする。

夕方4時過ぎに「ん路湖」到着。

もう何回宿泊したかわからない。ぼくらの八ヶ岳での定宿。
その度、夕食のメニューが違う。
今回も、ふきのとうのスパゲティ以外は全て初めて食べる料理だった。
いったい、女将は宿泊者の過去メニューの管理をどうやっているのだろうか?
ほんとビックリさせられるし、毎回サプライズがあってホント楽しい。
しかも、どの料理もメチャクチャ美味しいのだから、
もう一度来ようねって、家族みんなで確認し合うのだった。


5月5日は、富士見町乙事の「ヨドバシカメラ・スポーツセンター」で
家族テニス。午前1 1時から2時間やったが、日差しが暑くてまいった。


お昼は茅野まで出て「一風堂」で博多ラーメン。
午後2時過ぎだったので、5分ほど待っただけでテーブルに着けた。
卓上のキムチ味のモヤシを、家族皆でむしゃむしゃ食べていたら、
ラーメンが出来る前に、嫌な顔ひとつせずモヤシだけおかわりしてくれた。
偉いなぁ、店員さん。


この日、諏訪の人たちは「御柱祭」が終わったばかりで脱力状態にあり、
街は珍しく閑散としていたな。

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