わが家の「ノーメディア・デイ」
■今週の日曜日、諏訪地区PTA指導者研修会の第二部「第6分科会:メディア漬けの子供はどうなってしまうのか!」の講師として呼ばれて、諏訪南中学校まで行ってきた。
7つの分科会の中でも、一番関心が高い分野だったみたいで、参加者が60名近く(しかも多くが父親)もあり、午後2番目の講演で眠たく疲れる時間帯にも係わらず、皆さん熱心に耳を傾けて下さった。ありがたかったな。90分間一人で喋りすぎてしまい、講演後のグループ・ディスカッションの時間が少ししか取れず申し訳ないことをしてしまった。ごめんなさい。
講演では例によって「皆さんも家庭でノーテレビ・デイに挑戦しましょう!」と声高らかに訴えてきた訳だが、はたして、演者のぼくは「それ」を実践しているのだろうか?と、講演中にふと思ってしまったのだ。わが家では、子供たちも親もテレビ好きだ。毎日毎週見る番組がいっぱいあって、ハード・ディスクに録画して後から見る番組も含めれば、連日2〜3時間は家族でテレビを視聴している。
さらに子供らは、連日 Wii のゲーム(プレステや任天堂DSはわが家にはない)に興じている。一応、1日1時間までと親子で取り決めはしているが。
加えて、父親であるぼくは深夜帯のテレビ番組が大好きときているし、
ずいぶん昔からネット中毒で、最近では診療中も Twitter のタイムラインが気になって仕方がない。
そんな自ら「メディア漬け」の人間が講演するのは罪なんじゃないか?
そう自責の念にかられた訳です。
■という訳で、日曜日の夜にわが家の家族で話し合って、
6月2日(水)を、わが家の「ノーメディア・デイ」とすることに決めたのだった。
妻と子供たちは案外平気みたいだ。ただ問題は、禁煙した時よりも
厳しい試練になるに違いないぼく自身。
「絶対無理よ」妻は言った。「なにくそ」ぼくも言った。
■そんな感じで、わが家での初めての「ノーメディア・デイ」は始まった。
(ノーテレビ・デイは以前に何回か挑戦したことがあるのだ)
忙しかったこともあり、禁煙した時よりはストレスはなかったですかね。
皆から危ぶまれていたこの僕も、ちゃんと24時間耐えることができた。
やったね! これなら、毎週は辛いけれど、月一回ならできるぞ!
じつはこの日、鳩山首相辞任というとんでもないニュースがあったのだけれど、
「ラジオは一応 OK」ということにしてたので、リアルタイムで知ったのです。
情報がなかったから、7対0で勝っていたのに、オリックスに逆転負けした中日投手陣の不甲斐なさにリアルタイムで一喜一憂しながら親子共々落胆することもなく過ぎてよかったかも。
■この日の午後は、1時から医師会で常務役員による決裁。2時15分に終了して、30分遅れで高遠第一保育園の内科健診。
園長先生に3時のおやつをご馳走になってから、午後4時のお迎えの時間まで
例によって絵本を読ませてもらった。年長さん、年中さん、途中からは年少さんも。
子供らの期待に応えることはできたかな? ちょっと自信ない(^^;;
1)『ダックスくんとフントくん』MAYAMAXX(こどものとも年少版 2010年・5月号)
2)『しましま みつけた』平野恵理子さく(こどものとも年少版 2009年・9月号)
3)『なりました』内田麟太郎・作、山口マオ・絵(すずき出版)
4)『なんでもパパといっしょだよ』 フランク・アッシュ、作絵(評論社)
5)『ぶたぶたくんのおかいもの』 土方久功さく・絵(福音館書店)
6)『ひまわり』 和歌山静子・作(こどものとも年少版 2001年・8月号)
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