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2011年1月 9日 (日)

2010年、読んだ本のベスト(ノンフィクション編)

■さて、続けて「ノンフィクション編」です。
こちらは豊作だったなぁ。面白い本、凄い本が目白押しだ。


1)『ヤノマミ』国分拓(NHK出版) (その1)(その2)

 これは本当に凄い本だった。読み終わったあと、著者に罹った呪術がそのまま伝染したような気がしたし、実際にそうだった。それでさらに、ほんとうに怖ろしくなった。コンラッド『闇の奥』のクルツの言葉ではないが、ただ「おそろしい、おそろしい」と一人つぶやくだけだった。


2)『空白の五マイル・チベット世界最大のツアンポー峡谷に挑む』角幡唯介(集英社)(その1)(その2)(その3)

 さすが、元朝日新聞記者だけのことはあって、タイトでスピーディで、無駄のない畳みかける文章で、本当にぐいぐい読ませる。それでいて、そこかしこに「ボケ・ツッコミ」のユーモアが入るのだから、これはもう一つの話芸ですかね。傑作です。


3)『哲学者とオオカミ』マーク・ローランズ著(白水社)

 さて、そろそろ本当に犬を飼おうか。


4)『白鍵と黒鍵の間に』南博(小学館文庫)(その1)(その2)


5)『もぎりよ今夜も有難う』片桐はいり(キネマ旬報社)


6)『赤ちゃんと絵本をひらいたら ブックスタートはじまりの10年』NPOブックスタート編著(岩波書店)
(その1)(その2)(その3)


7)『昭和の爆笑王 三遊亭歌笑』岡本和明(新潮社)(その1)(その2)(その3)


8)『ジャズ喫茶論』マイク・モラスキー著(筑摩書房)(その1)(その2)


9)『考えない人』宮沢章夫(新潮社)(その1)(その2)


10)『落語の世界』五代目・柳家つばめ(河出文庫)

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