絵本 Feed

2011年9月13日 (火)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その83)木祖村地域図書館

■9月11日(日)午前10時半から、木曽郡木祖村小学校内、木祖村地域図書館での「伊那のパパズ絵本ライヴ」(その83)が行われた。木祖村地域図書館司書の三井さん、いろいろとありがとうございました。送っていただいた写真、すみません勝手に使わせていただきました。


当日、母の三回忌だった僕と、伊東パパは欠席で、倉科・宮脇・坂本の3人で頑張ってくれました。ありがとうね!


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倉科です。

木祖小学校、無事終わりました。


昨日は、小学校のプレイルーム、大人子供、計約40名くらい、
とても落ち着いて、よく聞いてくれました。久し振りの3人パパ’S、当日のメニューです。

1)『はじめまして』
2)『パパのしごとはわるものです』板橋 雅弘 ・文、吉田 尚令・絵 →坂本
3)『パンツのきまり』トッド・パール(フレーベル館) →宮脇

4)『カゴからとびだした』(アリス館)


5)『すいはんきのあきやすみ』村上しい子・作、長谷川義史・絵(PHP研究所)→倉科

6)『パンツのはきかた』岸田今日子・文。佐野洋子・絵(福音館書店) →全員


7)『うみやまがっせん』長谷川摂子・再話(福音館書店)→坂本
8)『へんしんマジック』あきやまただし(金の星社)→宮脇

9)『ふうせん』(アリス館) →全員
10)『世界中のこどもたちが』(ポプラ社) →全員


ふうせん、二人で頑張ってくれましたよ。

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2011年8月 6日 (土)

伊那のパパズ番外勝負(中沢小学校親子文庫)7月13日

先月の7月13日(水)の夜、駒ヶ根市中沢小学校の親子文庫のみなさんに呼ばれて、絵本と児童書、そして福島の話をさせてもらってきた。中沢小学校には、伊那養護学校駒ヶ根分校が併設されていて、パパズのメンバーである伊東先生が赴任しているのだった。その縁で昨年に続いて再び呼んでもらえたのだ。


当日は、伊東先生はもちろん、親子文庫所属のお父さんお母さん方(中沢小学校では、何故か父親の絵本の読み手が何人もいるのだ!凄いね)に加えて、図書館司書の先生、それにPTA会長さん、校長先生まで待っていてくださった。有り難いじゃありませんか。


・まずは、伊東先生と二人で代わり番こに絵本を読む。


1)『でんしゃはうたう』三宮麻由子・作(福音館書店) →伊東
2)『ひまわり』 和歌山静子・作画(福音館書店)   →北原
3)『かあちゃんのせんたくキック』(文化出版局)   →伊東
4)『ぜつぼうの濁点』原田宗典・作(教育画劇)    →北原


・つづいて、ぼくがパワーポイントを使って絵本『やこうれっしゃ』西村繁男(福音館書店)を解説。この絵本のパスティーシュである『がたごとがたごと』内田麟太郎・作、西村繁男・画(童心社)さらにその続編『おばけでんしゃ』も紹介した。


「字のない絵本」を、子供たちとどう読み合えばいいのか? そういう話をしてみたかったのだ。

・そうして、おもむろに僕がとりだした絵本が『アライバル』ショーン・タン(河出書房新社)だった。この厚いモノクロの絵本には「文字」が全く載っていない。でも読者には、それぞれの個人的な思いに触発されながら、同じ絵を見ながらも微妙に別々のストーリーが浮かび上がってくるような仕掛けがしてある絵本なのだ。


ぼく自身がこの絵本を購入したのは2月のうちだったが、その後何度も目を通すうちに、この絵本は福島県に長年暮らしてきて、ある日突然故郷を強制的に退去させられ、しかもたぶん一生、わが家にには帰ることができない人たちのことを思った。

どうか、どうか、この絵本の主人公家族のように新天地で新たな幸せな暮らしができますように。そう祈るしかない。


・つぎに紹介したのはマンガだ。『月刊フラワーズ8月号』(小学館)に載った、萩尾望都『なのはな』のこと。それから、『小説新潮5月号』に載った、綾瀬まる『川と星』のはなしに移った。(つづく)



2011年7月17日 (日)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その81)箕輪町長岡保育園・夕涼み会

■7月15日金曜日の夜は、箕輪町長岡保育園へ行って絵本を読んできた。保護者会主催?の夏祭り(夕涼み会)に呼ばれたのだ。

平日の夜に「絵本ライヴ」を行うのは初めて。都合で欠席の坂本さん以外のメンバーは、一日の仕事を早めに切り上げて長岡保育園に集結したのだった。開演は夜7時半。園児数が全部で50人未満の小さな保育園だけれど、かえってアットホームで先生方もお父さんおかあさん方も、地域のみんなで子供たちを見守っている雰囲気がよく感じられたよ。


  <本日のメニュー>

 1)『はじめまして』
 2)『かあちゃんのせんたくキック』平田昌広・文、井上洋介・絵(文化出版局)→伊東
 3)『たちねぶたくん』中川ひろたか・文、村上康成・絵(角川学芸出版)→北原
 4)「たちねぶた音頭」

  





YouTube: 中川ひろたか / たちねぶた音頭


 5)『かごからとびだした』(アリス館)

 6)『へんしんオバケ』あきやまただし(金の星社)→宮脇
 7)『うみじじい』菅 瞭三 (こどものとも・1999年8月号)→倉科

 8)『ふうせん』
 9)『世界中のこどもたちが』


2011年7月11日 (月)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その80)伊那おやこ劇場 at 東春近ふれあい館

■昨日の7月10日(日)午前11時から、東春近ふれあい館で「伊那おやこ劇場」低学年の例会に「パパズ」が呼ばれて絵本を読んできました。


1)『はじめまして』
2)『でんしゃはうたう』三宮麻由子さく(福音館書店)→伊東
3)『もくもくやかん』かがくいひろし作(講談社)→北原


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4)『おっきょちゃんとかっぱ』長谷川摂子・作、降谷なな・絵(福音館書店)→坂本

5)『かごからとびだした』(アリス館)

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6)『おかあさんのパンツ』『おかあさんのパンツ2』(絵本館)→宮脇


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7)『そうべえ ふしぎなりゅうぐうじょう』田島征彦・作(童心社)→倉科

8)『ふうせん』(アリス館)
9)『世界中のこどもたちが』(ポプラ社)


2011年6月 9日 (木)

ヘネシー澄子さんの講演会

■毎週水曜日の午後は休診にしている。
ただ6月は、水曜日の午後に保育園や幼稚園の内科健診が必ず入ってくる。


今週もそうだった。午後1時から「天使幼稚園」の内科健診。
出迎えてくれた高橋園長先生が言った。

「北原先生、なんかこのあたり(顎のラインを撫でる)ずいぶんとスッキリしたんじゃないですか?」


いやぁ、そう言っていただけると実にうれしいのでした。
テルメに通って一生懸命走っている成果が少しは認められたというもんだ。
ありがとうございました。高橋園長先生。

4月から入園したばかりの「ゆり組」の子たちは、なんかメチャクチャ元気だなぁ。これぞ由緒正しき「天使幼稚園」の園児たちってもんだ。よしよし。

健診終了後に、例によって年長組「アネモネ」で絵本を読ませてもらう。


1)『どうぶつサーカースはじまるよ』西村敏雄(福音館書店)
2)『ぶたのたね』佐々木マキ(絵本館)
3)『つきよのくじら』戸田和代・作、沢田としき・絵(すずき出版)


■天使幼稚園での健診が終わったのは午後2時半。
あわてて、東春近「ふれあい館」へ向かう。


この日、ヘネシー澄子先生の講演会が、午前・午後通しで行われているのだ。
しかも、水曜日の午後を休診にしている僕のために?講演会を水曜日に設定してくれたのだった。「ヘネシー澄子先生を伊那へ呼ぶ会」の新山の北原さん、メイ助産所の鹿野さん、本当にありがとうございました。それなのに、ぼくは忘れていて午後健診を入れてしまった。ごめんなさい。

■ぼくが初めて伊那でヘネシー澄子先生の講演を聴いたのは、2年前のことだ。
その時の感想は「ここの、2009/11/20」に書いた。

この時は「乳児期」のはなしだった。

そうして、去年は「幼児期」のはなしだった(この講演は聴けなかった)。でも、その時の「講演録」が「こちら」にアップされている。ありがたい。すばらしい。ぜひ、ダウンロードして読んでみて下さい。


その続きである今年は、午前中に「学童期」のはなし。
午後は「思春期」のはなしとなった。


ぼくが会場に着いた時にはすでにヘネシー先生の講演は終板で、でも、熱心な聴衆が200人近く会場いっぱいを埋め尽くしていて座る場所もなかった。これには驚いたな。ヘネシー先生、伊那でも有名じゃん!


■講演の主要部分は聴けなかったのだが、妻が「午後の部」を聴きに来ていたことと、メイ助産所の鹿野さんが、パワーポイントの配付資料に口述をメモ書きしたものを僕にくださったので、大凡の感じが分かった。


いま現在、中学生の男子を2人も抱える妻は、何故彼らが日々意味もなくイライラしているのかが、よーく判ってすっごく安心したという。この反抗期は、前頭葉の脳細胞が活発にネットワークを広げている証拠なのだと納得すればいいのね! って。


あと、脳梁の太さが男と女で違うことから、マルチタスクで同時に複数のことを処理できる女と、シングルタスクで一つずつ順番に処理することしかできない男の脳の違いがよく分かったという。そうなんだよ、オレの脳はそういうふうに出来ているのだから、あなたの要求に応えることが出来ないのですよ。仕方ないのです。脳梁が細いのだから(^^;;

2011年6月 2日 (木)

6月。保育園の内科健診が始まった

■春の保育園内科健診が始まった。

昼休みは連日忙しい。
でも、実はすっごく楽しみにしているのだった。なぜなら、
こどもたちの前で、絵本が読めるから。

■5月20日(金) 伊那保育園

1)『まるくておいしいよ』こにしえいこ作(福音館書店)
2)『こわくないこわくない』内田麟太郎・文、大島妙子・絵(童心社)
3)『おならローリー』こぐれけいすけ(学研)
4)『とべ!ちいさいプロペラき』小風さち作、山本忠敬・絵(福音館書店)
5)『ひまわり』和歌山静子・作(こどものとも年少版2001年8月号)


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■6月01日(水) 高遠第一保育園

1)『どうぶつサーカスはじまるよ』西村敏雄(福音館書店)
2)『こわくないこわくない』内田麟太郎・文、大島妙子・絵(童心社)
3)『ヘンテコシャンプー』みやにしたつや(学研・おはなしプーカ6月号)
4)『ひまわり』和歌山静子・作(こどものとも年少版2001年8月号)


■6月02日(木) 竜東保育園(年長組)

1)『おれはねこだぜ』佐野洋子(講談社)
2)『ヘンテコシャンプー』みやにしたつや(学研・おはなしプーカ6月号)
3)『どうぶつサーカスはじまるよ』西村敏雄(福音館書店)
4)『とべ!ちいさいプロペラき』小風さち作、山本忠敬・絵(福音館書店)

2011年5月18日 (水)

絵本『アライバル』と、映画『ストーカー』のこと

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■先日の日曜の夜に、NHK教育テレビで放送された「ETV特集・ネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~」は衝撃的だった。

「放射能」というものは、「目に見えない」ということが一番怖ろしい。しかも、今現在、大量の放射能を浴び続けていたとしても、痛くも痒くもないのだ。もちろん、10年もすれば寿命を全うして死んでゆく年寄りは関係ない。でも、これから人生が始まったばかりの子供たちはどうか? その危険性に正しく答える人は、文科省にも厚労省にも原子力安全保安院にも誰もいない。


福島第一原発の近隣住民として避難を余儀なくされた人たちの、避難先の浪江町赤宇木公民館の方が、避難してきた自宅よりも数十倍も放射能が高かったなんて、思わず笑っちゃう話じゃないですか。番組では、3万羽のニワトリを餓死させた養鶏場の経営主や、大正時代から続くサラブレッド産地の牧場主とかが、あまりに理不尽で不条理な仕打ちに文句も言えずにいる表情をカメラは捕らえていた。

いや、それは何も彼らだけではない。先祖代々生まれ育った土地を、ワケの分からない目に見えない放射能に汚染されたという政府発表だけで、集団移住を余儀なくされた人々。

もしかすると、20年経っても30年経っても、生まれ故郷はチェルノブイリと同様、人が住めない汚染地帯として閉鎖されたまま、帰ることができないのかしれないのだ。そう考えると、とんでもない事態が進行中なのだと気づき、怖ろしくなってしまった。


■この番組のラストシーンは、爆心地に近い自宅に残してきたペットの犬・猫に餌を与えに帰った老夫婦の車に同乗させてもらったNHKのカメラが、必死で飼い主の車をを追いかけ、とうとう諦めて立ち止まる愛犬(まるで、絵本『アンジュール』のようだった)を望遠でとらえたシーンで終わっていた。悲しかった。切なかった。日本という国は、いったい、どうなってしまったのだろうか。


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■写真は、アンドレイ・タルコフスキー監督作品の映画の中で、ぼくが一番好きな『ストーカー』LDの裏表紙から撮ったものだ。一番好きと言っても、見たことがあるのは『惑星ソラリス』『ノスタルジア』『サクリファイス』『僕の村は戦場だった』と、『ストーカー』だけなのだけれど。


■これはよく言われることだが、タルコフスキーは「水のイメージに異様に執着する作家」だ。


なかでも映画『ストーカー』は、ほとんど「みずびたし」の映画だった。


■ロシアの片田舎に巨大な隕石が落下したという政府発表があり、その周囲は危険な放射能が満ちているために周辺地域住民は強制退去させられ「ゾーン」と呼ばれる立ち入り禁止区域となった。

しかし、その「ゾーン」内には人間の一番切実な望みをかなえる「部屋」があるという噂があり、そこへ行きたいと願う作家と教授の2人を秘密裏に案内するのが、主人公の「ストーカー」の役目だった。

映画では「ゾーン」の外はモノクロ、ゾーン内に入るとカラーになるという仕掛けがあった。ゾーン内には「目に見えない」危険な区域がいっぱいあって、案内人のストーカーは「それ」を巧妙に回避しながらゴールの「部屋」へと向かう。


あの「部屋」へと至る彼らの行程は、福島第一原発の原子炉がメルトダウンし、放水を浴びながら、地下に汚染された水が何万トンと貯まった原子炉建屋の状況とまったく同じだ。ほんと怖ろしいほどに。どちらも徹底的に「みずびたし」じゃないか。


■もしかすると、タルコフスキーには「今回の事態が」目に見えていたのではないのか?

ほんと、そう思いたくなるほど「リアル」な映像が「この映画」には充ち満ちている。

2011年4月24日 (日)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その78)諏訪郡富士見町図書館

■今日の日曜日は、松本の陸上競技場である長野県国体予選の1500m走に出場する、中学3年の長男を送って行くために6時起きした。さすがに眠いぞ。


無事送り届けた後は、今度は諏訪郡富士見町図書館を目指して中央道を諏訪南インターで下車。久々にエプソン富士見事業所前のテクノ街道を走って、二の沢団地(12年前に僕ら家族が住んでいたんだ)を通り過ぎ、富士見町図書館に到着。えっ? 午前8時25分? 本日の開演まで、まだ1時間半もあるぞ。仕方なく駐車場に停めた車の中で、本日読む予定の絵本(候補は3冊)を声に出して読む練習する。さて、今日は何を読もうかな?


■午前10時開演。はじめに、地元富士見町の読み聞かせサークルの女性3人が、しかけ絵本『しあわせなら てをたたこう』を読む。この絵本知らなかったな。

さて、われわれの出番だ。今日はフルメンバー5人がそろった。


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<本日のメニュー>

1)『はじめまして』
2)『へんなかお』大森 裕子・ 白泉社 (2011/03)  → 伊東
3)『でんしゃはうたう』三宮麻由子(福音館書店) → 伊東

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4)『おならローリー』こぐれけいすけ(学研)   → 北原

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5)『三まいのおふだ』かないだ えつこ・絵、 おざわ としお・文(くもん出版) →坂本

6)『かごからとびだした』

7)『はらぺこおおかみとぶたのまち』宮西 達也(鈴木出版) → 宮脇
8)『ウグイスホケキョ』三宮麻由子ぶん、飯野和好え(ちいさなかがくのとも 2010年3月号) → 倉科

9)『ふうせん』
10) 『世界中のこどもたちが』


2011年4月12日 (火)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その77)駒ヶ根さくらさーくる

■4月10日(日曜日)。新年度になって初の「絵本ライヴ」は、いずみ塾が母体の「さくらさーくる駒ヶ根」。しまじろう「こどもチャレンジ」で全国展開を驀進する、ベネッセ「進研ゼミ」に対抗すべく、長野県に本部を置く「いずみ塾」も乳幼児期からの需要拡大に力を入れているのだった。


そういう主催者側の思惑とは全く関係なく、楽しんでくれる子供たち、お父さんお母さんがいらっしゃれば、ぼくらは何時でも何処でも喜んで馳せ参ずるのだ。

<本日のメニュー>


1)「はじめまして」
2)『やさいのおなか』  (福音館書店) → 伊東
3)『でんしゃはうたう』 (福音館書店) → 伊東
4)『てんとうむしぱっ』 (ブロンズ新社)→ 北原
5)『ぽんぽんポコポコ』 (金の星社)  → 北原
6)『かごからとびだした』(アリス館)  → 全員
7)『ねこガム』     (福音館書店) → 坂本
8)『かんかんかん』   (福音館書店) → 坂本
9)『いっぽんばしにほんばし』(アリス館)→ 全員
10) 『ぞうくんのおおかぜさんぽ』(福音館書店)→ 倉科
11) 『ふうせん』(アリス館)
12) 『世界じゅうのこどもたちが』


この日は、0〜1歳児とお父さん、おかあさんの家族が10数組来てくれて、本当にうれしかったな。

ぼくの子供たちは、この4月から中学3年生、1年生になって、父親を胡散臭そうに感じる毎日だ。でも、この若いお父さんたちは、まだあと10年間は子供たちと蜜月期間を味わえるのだから、ほんとうにうらやましい。どうか、お父さん方、大切なこの10年を仕事ばかりにかまけていないで、十分に満喫してくださいね。

2011年3月13日 (日)

パパズ絵本ライヴ(その76)喬木村椋鳩十記念館図書館


YouTube: 『Hard Times Come Again No More』矢野顕子+Gil Goldstein4/5


■喬木村からの帰りに、飯田市上郷のブックオフに寄ったら、このところずっと探していたCD『ウェルカム・バック』矢野顕子を見つけた。最もジャズ的な傑作CDで、しかも最高のメンツ、パット・メセニー(g) チャーリー・ヘイデン(b) ピーター・アースキン(drs)ときている。この中の数曲は、以前購入した30周年記念CD+DVDで聴いていたのだが、伊那への帰りの道すがら、さっそく車の中で聴いてみたら、CD8曲目の初めて聴いた英語の歌詞の曲に心を奪われた。実にシンプルな曲なんだけれど、人の心を動かす力がある。


「Hard Times, Come Again No More」って曲だ。この曲、ぼくは知らなかった。あの「おぉスザンナ」とか「スワニー川」などの作曲で有名な、アメリカの国民的作曲家フォスターの曲なのだそうだ。人類は理不尽で辛い困難な事態に今まで何度も何度も遭遇してきたけれど、でも、もうこれ以上、こんなにも不条理で理不尽な現実はごめんだ! そういう歌だ。ほんとうにそう思う。ただいたたまれなくなって、胸が苦しくなるばかりだが、でも、彼女(矢野顕子)の歌声には、微かではあるけれど、確かな希望があるよ! 絶対に。そうさ。そうに違いない。






YouTube: Yo-Yo Ma James Taylor - Hard times come again no more


こちらは、ジェイムス・テイラーとヨーヨー・マの「Hard Times, Come Again No More」。これも誠実で、じつにいい演奏だなあ。

ぼくにいまできることは、無駄な電気を消して、被災地の皆さんのために、ただただ祈るだけだ。

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■パパズ絵本ライヴ(その76)喬木村椋鳩十記念館図書館。こうした事態に加え、当地ではインフルエンザが流行中とのことで、それでも会場へは30数名の親子連れが集まってくれた。今日は、坂本さんが法事でお休みだったので、坂本さんの得意ネタ『どうぶつサーカスはじまるよ』を、ぼくが読ませていただく。坂本さん、ごめんなさい。

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1)『はじめまして』
2)『でんしゃはうたう』三宮麻由子(福音館書店) → 伊東
3)『どうぶつサーカスはじまるよ』西村敏雄・作(福音館書店) → 北原
4)『かごからとびだした』(アリス館) → 全員

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5)『このすしなあに』塚本やすし(ポプラ社) → 宮脇
6)『ねこのおいしゃさん』 → 全員


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7)『ランドセルのはるやすみ』村上しい子・文、長谷川義史・絵(PHP研究所) → 倉科

8)『ふうせん』 → 全員
9)『世界中のこどもたちが』篠木眞・写真(ポプラ社) → 全員


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