今月のこの1曲。CRYSTAL GREEN『 FEEL LIKE MAKIN' LOVE 』
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■このところのBGMは、もっぱら クリスタル・グリーンの『レインボー』だ。このCDが録音された1976年5月15日というのは、超人気バンド「Stuff」も「STEPS」も、まだ誕生する前のはなし。それなのに、EAST WIND レーベルの日本人プロデューサーが「これは!」と見込んだ、ニューヨークの実力派スタジオ・ミュージシャンを集めて録音し日本で発売したレコードが「これ」なのだった。
参加ミュージシャンが凄い。マイケル・ブレッカー(ts)に、コーネル・デュプリー(g)、エリック・ゲイル(g)、ゴードン・エドワーズ(b)、スティーヴ・ガッド(ds)、ラルフ・マクドナルド(per)、ウィル・ブールウェア(key)。
アルバムの最後に収録されているのが、ロバータ・フラックが 1974年に全米チャート1位のミリオン・セラーを記録した名曲「FEEL LIKE MAKIN' LOVE(愛のためいき)」だ。
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YouTube: Feel Like Makin' Love / M. Brecker S. Gadd C. Dupree
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昨日、テルメで久々に走っていたら、iPod から流れてきたのが、またしても「FEEL LIKE MAKIN' LOVE」。歌っていたのは、マリーナ・ショウ。 本家のダイアナ・ロスよりも、ファンキーで楽しい。
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YouTube: Marlena Shaw - Feel Like Makin' Love
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最近、松尾潔氏の本や『新R&B入門』といった本を読みながら、1990年代以降の「R&B」を勉強しているところなのだけれど、近ごろ来日して再び大きな注目を集めている、ディアンジェロが2000年に出した傑作『Voodoo』を聴いていたら、なんと、また「FEEL LIKE MAKIN' LOVE」の登場と相成った。これだ。
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YouTube: D'angelo - Feel Like Makin' Love
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■TBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』のゲストに、松尾潔氏が登場した回を聴いたのだが、その中で菊地成孔氏が「R&Bって、結局は房中音楽だからね」みたいなことを確か言っていたけど、なるほどなぁって思ってしまう1曲。
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