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2014年5月 6日 (火)

ファレル・ウィリアムス『HAPPY』の動画を集める

■昨日、ファレル・ウィリアムスの新作CD『GIRL』を買った。で、もうずっと「HAPPY」を繰り返し繰り返し聴いている。いいんだ、これが!

「幸せなら手をたたこう」って歌う「この曲」のPVは、なんと!「24時間」続くのだ。ぼくは、2:20 p.m. ぐらいに登場する、男2人のタップ・ダンスチームが好きだ。

サイトはこちら。「http://24hoursofhappy.com」

We are from Paris - Happy - Welcome Pharrell #ParisIsHappy
YouTube: We are from Paris - Happy - Welcome Pharrell #ParisIsHappy

■さらには、「We Are Happy From ...」というサイトの「世界地図」から、世界各国、各都市(同じ街から複数の投稿あり)の住民が踊るヴァージョンを見ることができる。なんと!「南極大陸」もあるぞ。

日本版も、仙台(宮城学院女子大学)・名古屋・京都大学・大阪・東京に続いて、「原宿」(BEAMS 社長の踊りが何気に上手い!)「京都・大阪」「沖縄」版が最近登場した。動画のレベルもピンキリだが、上に挙げた「Paris Is Happy」のセンスと完成度がピカイチだと思う。

HAPPY World Down Syndrome Day / Welt Down Syndrom Tag #HAPPYDAY Pharrell Williams
YouTube: HAPPY World Down Syndrome Day / Welt Down Syndrom Tag #HAPPYDAY Pharrell Williams

■その他、ロンドン在住の回教徒のヴァージョンとか、この「ダウン症の人たち」のダンス版もじつにいい。

Pharrell Williams - Happy ( Split , Croatia )
YouTube: Pharrell Williams - Happy ( Split , Croatia )

#HAPPYDAY Supercut
YouTube: #HAPPYDAY Supercut

HAPPY - Walk off the Earth Ft. Parachute
YouTube: HAPPY - Walk off the Earth Ft. Parachute


Pharrell Williams -- HAPPY (We are from HIGH TATRAS SLOVAKIA)
YouTube: Pharrell Williams -- HAPPY (We are from HIGH TATRAS SLOVAKIA)


■じつを言うと、このGWに入るまで「ファレル・ウィリアムス」という人を、まったく知らなかったのです。連休中は遠出する予定がなかったし、仕事もいっぱい残ってたので、診察室でイヤイヤ仕事しながら、ネットにつないでツイッターを眺めていたら、ぼくのTLでふと「HAPPY」のPVをカヴァーした中東ドバイのヴァージョンを発見した。

「HAPPY」って何? ファレル・ウイリアムスって誰?

で、調べたら日本盤CDが4月30日発売になったばかりだったので「これは欲しいぞ!」と、伊那の TSUTAYA へ行って、彼の最新CD『GIRL』を購入したのでした。

■ロバート・グラスパーのCDを、最近繰り返し聴いていたので、聴いて「何の違和感もなかった」です。いやむしろ、懐かしい聴き慣れたサウンドがしていた。ロバート・グラスパーは、1990年代の「ネオ・ソウル」の雰囲気を目指していたのに対し、ファレル・ウイリアムスは、1980年代のマイケル・ジャクソンの曲調や、もう少し古く、ちょっとレトロな 1970年代全盛期のソウルの感じが「HAPPY」にあふれているように思ったのです。

ファレル・ウイリアムスは、キーボード奏者なのにとにかく声がいい。ファルセットを多用しつつ、地声も高めで艶があって、往年のサム・クックや、マービン・ゲイみたいな「男の色気」にあふれているのだ。それでいて、コテコテの脂ぎった音ではないんだな。そこが一番の特色。

彼の容姿を見ると、どうも「アジアの血」がクオーターぐらい混じっている。草食系の顔をしているんじゃないか? そのあたりも、ちょっと過激でとんがったヒップホップから離れて、コンテンポラリーでグローバルな万人受けする楽曲「HAPPY」を作り上げることができたポイントなんじゃないかな。

■ファレル・ウィリアムス「HAPPY」の多幸感って、Bメロ・バックコーラス「ハッピイー、イー、イー、イー」のコード進行がメチャクチャ気持ちいいことによる。基本はマキタスポーツ氏の言う「カノン進行」なのだが、でもちょっと変なコードなんだよ。

そのあたりのことは「スージー鈴木」氏が以前ツイートしていた。

ファレル・ウィリアムスの「HAPPY」は、ダフト・パンク「Get Lucky」同様、「奇妙さが生理的に気持ちいい」コード進行になっている。同じようなことを考えた音楽好きがギターでの弾き方を指南した映像。それにしても変な進行だ。 http://youtu.be/bDjiz_MypGs 

【C#maj7】→【Cm】→【Cm7】→【F】。ファレル・ウィリアムスHAPPY」の「奇妙だけれど生理的に気持ちいいコード進行」を聴いていると、「コード進行の全てのパターンは出尽くした」という、老獪な音楽評論家がよく言っていたことが、実は真っ赤なウソだったということを痛感する。

それから、スージー鈴木氏のブログより、この考察も面白いぞ。

20140208/ダフト・パンク《Get Lucky》は鳴り止まないっ。」

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