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2020年1月 8日 (水)

MMTが日本を救う!?(つづき)

■新年あけましておめでとうございます。

本年もお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

■今日、ツイッターを見ていて「おっ!」と思ったサイト。「関内関外日記」

文章というものは、書けば書くほど上達するものではありません。それは肉体が衰えるのと同じように、年齢とともに衰えていくものです。あなたが十年もブログを書けば、十年前の自分の文章を見て、そのみずみずしさ、機転、リズムにおどろくことがあるでしょう。それでも、その十年前を読むためには、十年後が必要なのです。

ほんとその通りだと思った。ぼくのブログを一番熱心に何度でも読んでいるのは、ぼく自身さ。それでいいじゃないか。実際、16年前からネット上に文章を残してきたが、あの頃に較べると「書きたい!」という意欲も、文章のパワーも面白さも、現在のぼくはすべて劣化していることを自覚する。

以前は週何度でも記事を更新していたのに、このところは「月イチ」だ。日々のつぶやきは、ツイッターに移動したことがその主な原因ではあるのだが、140字では言えないことはやはり多いし、タイムラインを流れていく「言葉」は、所詮その時目に留まっただけで、忘れられて行く運命にある。そういうものだ。

ただ、書きなさい。写真を載せたければそうすればいい。イラストを描きたければそうすればいい。そして、あなたの見た世界を、あなたの価値観と重なり合うことのある、ただ少数の者のために送りなさい。送り先不明の手紙を、ただひたすらに書きなさい。いろいろの先人の言葉を借りながら、それでも自分の言葉を刻みつけなさい。

そうすることで得られる世俗的な報酬はいっさい期待することのないようにしなさい。十年後に、十年前の自分を振り返ることのできる、ただその権利のためだけに書きなさい。だれにほめられることもなく、だれにけなされることもない、あなたの思う少数の者のためだけに、手紙を送りつづけるのです。たとえ読者がおのれ自身だけであってもいい。ただ、ひたすらに手紙を書くのです。

もし自分がまだ元気で生きていたとして、10年後にも「しろくま通信」のサイトが残っていたなら、

たぶん自分で、今日ここで書いた文章をまた読んでいるのではないか? それでいいじゃん。そんなことをしみじみと思ったよ。

閑話休題

■「MMT理論」に関する個人的なまとめ(その2)

『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』中野剛志(KKベストセラーズ)より。

・ポイントは、世界で日本だけが「この30年間デフレが続いている」ということ。1960年〜1970代の高度経済成長時代、1980年末のバブルを経て、右肩上がりの時代が知らぬ間に終焉し、今やどんどん右肩下がりで、みな貧乏にあえいでいる。ここが大事。

 そのことは、日々の日常診療の中で実感することでもある。みな貧しい。ゆとりも豊かさもほとんど感じられない親子が目につく。中には、明らかに貧困の渦中でぎりぎりセイフティ・ネットに引っかかっている親子もいる。以前は、ぼんやり診療していれば着ているモノも小綺麗だし気づかなかった。でも今は明らかに可視化されるようになってきていると思う。

「子供の貧困」問題は、小児科医にとっても最重要課題だ。(まだ続く)

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