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2019年12月29日 (日)

MMTが日本を救う!?

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■ MMT (Modern Monetary Theory:現代貨幣理論) に関する本を3冊読んだ。

ほんとうに目からウロコが落ちた。

いまや瀕死の日本経済は、この「MMT」に賭けるしかないのではないか?

以下は『MMTによる令和「新」経済論』藤井聡(晶文社)より抜き書き。

・現代社会における「紙幣」とは(中央政府と中央銀行とで構成される)「国家」が作り出すものである。

・政府は、自国通貨建ての国債で破綻することは、事実上あり得ない。言い換えるなら、「日本政府が日本円の借金を返せなくなってしまうことはあり得ない」。

・「緊縮病」借金を恐れて政府支出を削り、消費増税を行えば経済は低迷し、かえって税収が減る。そうなればさらに借金が膨らんでしまうから、政府はさらに激しい緊縮に走り、その結果さらに経済は低迷する ---- こうした「悪夢のスパイラル」に、日米欧の先進諸国は軒並み苛まれたわけだ。その中でも最も激しく衰弱してしまったのが我が国日本だ。(p40)

「民間の黒字」=「政府の赤字」

・好況と不況の違いは循環しているオカネの総量「貨幣循環量」が多いか少ないかの違いなのだ。「好況」の状況にに変化させていくためには、この民間市場に、外部からオカネを注入すれば良い。つまり、政府は財政赤字をどんどん拡大して政府支出量を増やせばよい。

・政府支出の下限値:デフレになってしまう程度に少ない政府支出額

・政府支出の上限値:過剰インフレになっていまうほど多い政府支出額

・そもそもMMTは、経済の目標を「国民の幸福」の確保・拡大においている。失業者がいない完全雇用を目指す(就労保証)と同時に、政府が設定した最低賃金を実現させる(賃金保証)ことを目指す。

・「万年筆マネー」:おカネというものは刷ってできるものではない。おカネというものは実は、人が人から借りることでできる(作られる)ものなのだ。あなたが銀行に行って「100万円貸して下さい」と依頼すると、銀行は100万円の札束をあなたに渡すのではない。あなたの銀行口座に100万円と(万年筆で)書き込むことで、あなたに貸し付けるのである。

・オカネは「負債の記録」である。だから、オカネを返した途端に、オカネは「消える」。さらに言えば、オカネは返済期限のない「国家の借用証書」である。

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