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2018年9月20日 (木)

大貫妙子がいま、来ている(その2)


YouTube: ひまわり(映画『東京日和』より)大貫妙子

■前回の更新から、また1ヶ月も経ってしまった。


YouTube: [ひまわり8号] 寒冷渦と台風12号 2018.7.30 / CEReS, Chiba University

■北海道の地震とか、関西を直撃した台風21号とかいろいろあって、もうずいぶん前のことになるが、7月末に前代未聞の迷走をした台風があった。日本上空は常に偏西風が吹いているので、自走能力のない台風は南から北上すると、西から東へ抜けて行くのが常識だ。

ところが、この台風12号は東から西へ日本列島を通り過ぎて行った。伊豆半島では高波、高潮で大きな被害が出た。北東から張り出していた高気圧と「寒冷渦」のために、こんな変なルートを辿ったという。

■前回2回目の更新から、さらに1ヶ月以上も経ってしまった。すみません。

こんなことでは、もう誰も、ブログをフォローしてはくれてないんじゃないか?

■その「台風12号」が関東甲信越を通過した、7月28日(土)の夕方17時から、野辺山高原「八ヶ岳高原ロッジ」にある「八ヶ岳高原音楽堂」で『大貫妙子アコースティック・コンサート』があり、聴きに行ってきた。

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■前回の「森山良子 アコースティック・コンサート」の時には「宿泊パック」で予約したのだが、今回はコンサートのみの日帰り日程。台風直下、はたして無事帰って来れるのか、かなり不安ではあったがダメなら近隣のペンションに泊まって翌日帰ればいいやと、日程を強行した。

https://twitter.com/OnukiTaeko/status/1023225440087883776

■「八ヶ岳高原音楽堂」には駐車場がないため、八ヶ岳高原ロッジの駐車場に車を駐め、午後4時以後ロッジ正面からシャトルバスが音楽堂まで何度も往復しているので、宿泊客に交じってバスに。雨のカラマツ林を抜けて5分程で会場着。

バスを降りると、スタッフが4人傘を差して縦に並び、音楽堂の入り口まで乗客が濡れないように配慮してくれた。キャパ250人の「八ヶ岳高原音楽堂」でのコンサートは、チケット予約時点では座席指定ができない。

コンサート当日の受付ロビーで「くじ」を引き、その場で初めて座席が決まるという特殊なシステムを取っている。今回はやや後ろの席だったが、通路に面した席で足は楽だった。

会場ロビーには、ウェイティング・バーみたいに、無料のサンドウィッチとワイン(赤・白)ジュースが用意されていて、皆自由にグラスを取り、コンサートの開演を待っている。

台風直下だったから、当日ドタキャンで空席が目立つかとばかり思って会場入りしたら、なんと!ほとんど空席なく観客で埋まっていた。たまげたな。観客の客層は、前回「森山良子コンサート」の時とほぼ同じ。やたら平均年齢が高いのだ。夫婦が多かったけれど、みな50〜60歳代。若者は全くいなかった。

■バックステージは、特大ガラスの窓になっていて、白樺とカラマツ林、その後ろに広がる八ヶ岳高原が借景となっているのだが、この日は台風接近のため、猛烈な風に激しく揺れる木々と、斜めに吹きすさぶ雨粒が嫌でも目に留まる。しかし、以外と場内は静かで、音楽堂の屋根に打ちつける雨音もほとんど気にならなかった。

バック・ミュージシャンは、ピアノが、フェビアン・レザ・パネさん。父親がインドネシア人で母親は日本人、藝大出身。リーダーCDは2枚持っている。『ガネーシャの夢』のタイトル作は名曲だ。ベースの吉野弘志さんも藝大卒。昔からジャズのライヴで何度も聴いてきた人だ。

さて、大貫妙子さんが登場。想像以上に小柄で華奢な女性だった。なんか、明石家さんまの娘「IMARU」の雰囲気。あ、そうか。IMARU のほうが、大貫さんのマネをしていたのか。

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(写真をクリックすると、もう少し大きくなります)

■大貫妙子さんの八ヶ岳でのコンサートは、今回が3回目なのだそうだ。初回の時は、いつも通りに臨んだのに、途中で頭痛は酷くなるは、息切れはするわで、大変な思いをしたそうだ。訳も分からずコンサート終了後にロッジ担当者に訊くと、「あ、ここ標高が1500m はありますから、空気が薄いんです。出演されたみなさん『苦しい、息が続かない』そう、おっしゃいます」と、言ったとのこと。

はじめの3曲は知らない曲だったが、4曲目「若き日の望楼」から「新しいシャツ」「横顔」と聴き慣れた曲が続く。「わたしね、基本的にカヴァー曲は歌わないの。でもこの曲は、缶コーヒーのCMに使われていて、クライアントの方から『この曲』を歌って欲しいという、たってのリクエストだったの」

そう彼女が言って歌いだしたのが、次の「シェナンドウ」だった。

昨日、台風が来る中行ってきた八ヶ岳高原音楽堂。嵐を呼ぶ女、大貫妙子さん。素晴らしかった!7曲目「シェナンドウ」で、一気に持ってかれた。涙がぼろぼろ出た。

続き)ピアノのフェビアン・レザパネさん(父親がインドネシア人で母親が日本人)ベースの吉野さんは、昔からファンで、CDを持ってったけどサインしてもらう機会はなかった。終演後とにかく早く帰ろうとしたからね。それにしても清里までの国道142号が暴風雨で、木が倒れていたりしてほんと怖かった

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金延幸子『み空』を、CD棚から探していたら、ティンパン関連のパナム・レーベルのコンピCDを見つけた。3年ほど前に、たまたま中古で購入したのだが、ちゃんと聴いてなかったのか?。大貫妙子「くすりをたくさん」「都会」「Summer Connection」「Wander Lust」が入っているではないか!

19曲目「What's Going On」にはたまげたな。俳優の柄本明が歌っている。しかも、メチャクチャ上手い。

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