トランプが大統領になるアメリカは、本当に大丈夫なんだろうか?
■今日の日曜日は、午前9時から午後5時まで「インフルエンザ・ワクチン」の集中接種の日。嘔吐下痢症や発熱で来れなかった子供たちを除いて、131人が来院した。疲れたな。
思考を停止して、ひたすら注射するだけの一日は、ただただ疲れる。休診にしている水曜日の午後や、土曜日の午後にも接種しているのだけれど、日曜日を2回潰さないと接種ノルマが果たせないのだ。
貴重な日曜日を無にして、出勤してくれた当院の優秀なスタッフ4人には、感謝しても感謝しきれないのであった。
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■ようやっとワクチン接種が終わって、お疲れさま。スタッフも疲れたが、ぼくだって疲れた。特に午後の部は、13時〜17時までの4時間ぶっ通しだった。
ただ、接種中からずっと考えていたのは、終了次第、伊那の「TSUTAYA」へ行って、『MUSIC MAGAZIN 特集:文学としてのボブ・ディラン』を買うことと、『AERA』最新号「テレビはスマホに勝つ」を買うことだった。で、実際にそうした。
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■「AERA」今週の巻頭言は、内田樹先生。フランス貴族のアレクシス・トクヴィルは、1831年にアメリカを訪問し『アメリカの民主政治』という本を書いた。その中で、民衆がどんなトンデモナイ大統領を選んでしまっても「そのリスク」を勘案して定められた「アメリカ民主制」の合理的な機構に、大いに感心したという話。
アメリカのデモクラシーにおいて、民衆はしばしば権力を託する人物の選択を誤る。だから、不適切な権力者がもたらすリスクを軽減するために、アメリカでは統治者に権力が託される期間は限定的であり、かつ統治者が民衆の意向に反する政策を強行できないようにいくつもの抑制が課せられている。
そして、統治者の「腐敗や無能」あるいは「非行」は個人のレベルにとどまって、制度として恒久化することを防いでいる。
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ホントかなぁ。そこまでアメリカ国民を信じてもいいのか?
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