『未明の闘争』における保坂和志氏の意図的な文体は、デレク・ベイリーを連想させる
■『音楽談義 MUSIC CONVERSATIONS』保坂和志 × 湯浅学(Pヴァイン)を読んだ。これは本当に面白かった。
ぼくらが聴いている音楽は、やっぱり「同時代性 = リアルタイム」が重要なキーワードであることを再確認できた。例えば、ビートルズがなぜ当時(1971年)中学生だった僕らのアイドルになり得なかったのか? よく判った。あの頃、ビートルズはすでに「オワコン」だったんだ。ボブ・ディランは聴いていたけれど。
あと、マギー・ミネンコのこと。若い人たちは誰も知らないだろうな、マギー・ミネンコ。
以下、ツイッターに投稿したものを再収録(一部改変あり)。
『音楽談義 Music Conversations』保坂和志 × 湯浅学(Pヴァイン)をTSUTAYAで立ち読み。面白い! 2人は僕より2つ上。宮沢章夫氏、小田嶋隆氏と同学年だ。保坂さんが中3ではまった、加川良『親愛なるQに捧ぐ』。中1の僕も繰り返し聴いた。「こがらしえれじい」のフィンガー・ピッキング奏法とハンマリング・オン。ギターでさんざん練習したなあ。
続き)保坂和志氏は、何故かその後フリー・ジャズへ。山下洋輔トリオ、セシル・テイラー、スティーヴ・レイシーにオーネット・コールマン。あと、デレク・ベイリーが好きで、CDも30枚は持っているとのこと。そしたら、湯浅学氏も最近よく聴いてるんだって、デレク・ベイリー。知らなかったな。
続き)それから、湯浅学氏と大瀧詠一さんの出会いの話が面白かったな。あと何だっけ。保坂和志さんはギル・エヴァンズも大好きとのことです。それからそれから。やっぱり買うしかないな。この本。
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『音楽談義 MUSIC CONVERSATIONS』保坂和志 × 湯浅学(Pヴァイン)を買った。第三章まで読んだ。めちゃくちゃ面白い。もったいないので今日はここまで。
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『音楽談義 保坂和志 × 湯浅学』に続いて、『ボブ・ディラン ロックの精霊』湯浅学(岩波新書)を読み始める。買ったまま未読だったのを思い出したんだ。岩波新書で出たミュージシャンの評伝は、藤岡靖洋氏の『コルトレーン』が力作だったから、ボブ・ディランにも期待大なのだ。
『未明の闘争』保坂和志(講談社)を読み始める。「私は一週間前に死んだ篠島が歩いていた。」って、いきなり変な文章に面食らう。そのあとは池袋駅前「ビックリガード」の解説が延々と続く。何なんだ、この混沌としてとっ散らかった文章は。そうか!デレク・ベイリーの演奏スタイルで書いているんだね
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■湯浅学氏に関しては、参考になる音源、画像が YouTube 上にある。
YouTube: SS22 湯浅 学 「土星から来た大音楽家サン・ラー」 フル(ニュース解説) 2014.11.12
YouTube: 坪内祐三×湯浅学 音楽が降りてきたり、音楽を迎えにいったり
YouTube: 湯浅学さんとディラントーク Barakan Morning ディラン祭り 2014
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湯浅学×村井康司 対談:
チャーリー・パーカーから大友良英まで〜ジャズの70年を聴く 『JAZZ 100の扉』刊行記念トークショー(四谷「いーぐる」にて収録)
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