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2014年12月22日 (月)

最近読み終わった本

■直近で読み終わったのは、

『河岸忘日抄』堀江敏幸(新潮文庫): 3ヵ月以上かけて、ゆっくりゆっくり読んだ。これはよかった。堪能したなぁ。この人の文章は、読んでいてほんと気持ちがいい。

ちょうど、WOWOW で『ポンヌフの恋人』やってて、ラストシーン、セーヌ川を下る平底の砂利運搬船を見たし、『その女アレックス』もパリ郊外のはなしだったので、風景をイメージしやすかった。

『回送電車(1)』(中公文庫)は、その前に読み終わっていて、今度は古書で入手した『郊外へ』(白泉Uブックス)を読み始める。

■対談本3冊連チャン。

『サブカル・スーパースター鬱伝』吉田豪(徳間文庫ビレッジ)

『演技でいいから友達でいて 僕が学んだ舞台の達人』松尾スズキ(幻冬舎文庫)

『秘密と友情』春日武彦&穂村弘(新潮文庫):この本を読んで、2人のイメージが変わった。穂村さんは、すごく頭の回転が速いクレバーな人で、若い頃から女の子にもてて、大藪春彦と大島弓子が大好き。春日先生は心配性で常に罪悪感にさいなまれていて、占い好きで、自分の背後霊の存在を感じている、へんな人だった。その著書からは想像もできなかったな。

■絵本一冊。『まばたき』穂村弘・作、酒井駒子・絵(岩崎書店): この絵本、どうもよく理解できないのだ。2枚目の同じ絵(正しくは決して同じ絵ではないのだが)の意味は何? 「まばたき」して目を閉じた瞬間、まぶたの裏に映る残像なのか? それとも、1回まばたきした時には「ほとんど動いていない」ということなのか? う〜む。よくわからん。

■ページターナー本の2冊。

『その女アレックス』(文春文庫)

『突変』森岡浩之(徳間文庫)

  

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