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2014年1月11日 (土)

ロバート・グラスパー『BLACK RADIO 2』(BLUE NOTE)

Let It Ride (Lyric Video)
YouTube: Let It Ride (Lyric Video)

今年は「ラジオ」の年だったな。『想像ラジオ』いとうせいこう(河出書房新社)『ラジオ』一色伸幸脚本(NHKドラマ)『BLACK RADIO2』ロバート・グラスパー(BLUE NOTE)。それから「1974年のサマークリスマス」林美雄&柳澤健(「小説すばる」集英社)。

■これは、昨年末に僕がツイートしたものだが、いとうせいこう『想像ラジオ』に関しては、以下で書いた。

・『想像ラジオ』いとうせいこう(河出書房新社)感想ノーカット版

『想像ラジオ』いとうせいこう(文藝 2013 春号)読了

■林美雄アナに関しては、ここに書いた。

『林美雄 空白の3分16秒』宮沢章夫(TBSラジオ)

『小説すばる 8月号』林美雄とパックインミュージックの時代

■昨年見たテレビドラマでは、『あまちゃん』を別格として最も素晴らしかったのが、一色伸幸:脚本、岸善幸:演出(テレビマンユニオン)NHK特集ドラマ『ラジオ』だった。3回見て、ラストシーンで3回とも泣いた。「某ちゃん、がんばれ!」

その話は、ずっと書こうと思っていて未だに書けずにいるのだが、いつかちゃんとした感想を書きたいと思っている。

Packt Like Sardines In A Crushd Tin Box (1 Mic 1 Take)

YouTube: Packt Like Sardines In A Crushd Tin Box (1 Mic 1 Take)


■ジャズ・ピアニスト、ロバート・グラスパーの名前は以前から聞いていた。ただ、あまりいい評判ではなかったから積極的に聴いてみようとは思わなかったのだ。ぜんぜん「ジャズ」じゃない、ヒップホップやブラック・コンテンポラリーの音楽を目指しているって聞いていたからね。その分野は、おいら苦手なんだよ。よく判らないから。

だから、上のビデオクリップを初めて YouTUbe で見た時には驚いた。「いいじゃん! この人」そう思った。なんだ、やっぱりジャズの人じゃん! てね。

で、あわてて他のビデオクリップを探してみたんだ。そしたら、いま現在の僕の心境に「ぴったしカンカン」ど真ん中の楽曲がいくつも見つかった。それがこれ。

I Stand Alone (Lyric Video)
YouTube: I Stand Alone (Lyric Video)


Robert Glasper Experiment - Calls ft. Jill Scott 
YouTube: Robert Glasper Experiment - Calls ft. Jill Scott

でね、思ったんだ。これ、ぜんぜんジャズじゃん! めちゃくちゃカッコイイぞ! ってね。

ホント、すんなり入って来たんだ、ぼくのココロに。すっごく自然にね。

■それから、こういう楽曲がいま、ニューヨークで流行っているんだ。そういう感じが、確かに実感できた。「いま・ここ」のホンモノの音。

■ぼくは基本、フェンダー・ローズの音色が好きなんだな。だから、ビル・エヴァンズの数あるレコードの中でも、一番好きなのが『From Left To Right 』 だし、『THE BILL EVANS ALBUM』も結構好き。

ロバート・グラスパーのエレピの気怠い、クールでアンニュイな響きは、ちょうど、好きで好きでたまらない映画、日活ロマンポルノ『マル秘色情めす市場』田中登監督作品の中でBGMに使われたエレピの感じに近いのだ。もろ、ぼくの好みだったワケ。(もう少し続く)

 

 

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