最近読んだ本、いま読んでる本
■平和公園内にある、広島国際会議場で開催された日本小児科学会に参加してきた。
広島から帰ってきた。小児科学会だったのだ。昨日も今日も、朝8時前からのモーニング実践セミナーから会場入りして、ずっと真面目に勉強してきた。書き付けたノートも満杯になった。明日からの診療に生かせるかな。それにしても「汁なし担々麺」の花山椒の辛さは癖になるな。旨かった。広島の新名物だ。
『おなべふこどもしんりょうじょ』やぎゅうげんいちろう(福音館書店)を購入。小児科医「おなべふ先生」のブッ飛び診療にあっと驚く。その容姿にもおったまげたぞ。ツルッ禿げ頭に目が飛び出てて、不気味すぎる。でも、
聴診器は赤色でオシャレ。
村上春樹『パン屋襲撃』という短篇小説が実在するとは知らなかった。リファイン版『パン屋を襲う』で初めて読んだが、面白いじゃないか! ぼくはてっきり『長距離走者の孤独』の主人公がパン屋を襲撃して捕まり、少年院送りになる話と呼応しているとばかり思っていたのに、ぜんぜん関係ないじゃん。
『遮断地区』ミネット・ウォルターズ(創元推理文庫)出てすぐ購入したのだが、ようやく読み始める。面白いじゃないか! やらなきゃいけない事がいっぱいあるのに、途中で止められなくて読みふけっている。
『遮断地区』読了。久々に一気読み。面白かったなぁ。でも、実に不思議なミステリーだ。物語の終板になるまで、誰が死ぬ(殺される)のか判らないのだ。変でしょ! そんなミステリーで今まであった? 人が死んだところから普通物語が始まるのにね。あと、サッチャーが生んだ格差社会の矛盾を斬る!
福音館書店の月刊誌『母の友』5月号は【特集1】大人と子どものいい関係 【特集2】林明子の世界。これは林明子ファン必読だな。力の入った特集記事だよ。
『演劇 VS. 映画』想田和弘(岩波書店)と読んでいる。すっごく面白い! 映画を見て疑問に思ったところ、意味がよく分からなかったところ、全然気が付かなかったところ。みんな載っている。特に後半の対談、鼎談、座談会に発見が多い。映画を観た人は必読なんじゃないか?
『他者と死者』内田樹(文春文庫)前半は落語の「蒟蒻問答」で理解できたのだが、後半は歯が立たなかかった。難しい。他者=死者でよいのか? わからない。
『ウイルス・プラネット』(飛鳥新社)読了。面白かったなぁ。コンラッド『闇の奥』と HIV (AIDS) ウイルスの密接な関連に驚いてしまった。いや、本文には書いてはないのだが、地図を見ると「そこ」だったから。殺人ウイルスは、中央アフリカの闇の奥から出てくるのだ。エボラウイルスもね
遅ればせながら『昔日の客』関口良雄(夏葉社)を読んでいる。面白い! 短い文章の中に滋味があって、それから独特のユーモアが隠し味になっているんだな。個人的には、著者の出身地である飯田時代の話が好きだ。「恋文」「イボ地蔵様」「花空先生」ね
関口良雄『昔日の客』読了。ラストの一篇と、息子さんの後書きを読んで泣けた。まだまだ若かったのにね。持ちネタは、この本に書かれた10倍くらいあったんじゃないか。読んだことのある、好きで納得がいく本しか店に並べていない古本屋店主なんて、信じられないけれど本当にいたんだ。温もりの一冊
「くだらない」の中に日々の日常と真実があるに違いない。あぁ、セキララで残念な星野源の日常はホント可笑しいじゃないか!『そして生活はつづく』星野源(文春文庫)を読んでいる。面白いぞ!
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