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2013年1月 6日 (日)

『紅い花』つげ義春・原作、佐々木昭一郎・演出

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■むかし録画した『四季・ユートピアノ』を探しているのだが、どうしても見つからない。代わりに、佐々木昭一郎が「その1本前」に撮った『紅い花』が見つかった。この頃から彼はずっと「川の流れ」にこだわっていたんだなぁ。久しぶりに見入ってしまった。平成15年3月14日「NHKアーカイブス」で再放送されたもの。


NHKで『紅い花』が放映されたのは、1976年。ぼくはこの時、初めて佐々木昭一郎のドラマを見た。つげ義春の漫画を「ガロ」で読んでいて、興味があったからだ。いま見ても不思議なドラマだなぁ。つげ義春の「ゲンセンカ館主人」「沼」「古本と少女」「ねじ式」そして「紅い花」を、ひとつにまとめてある。これがまた、じつに良く出来ているのだ。


主役の女の子、沢井桃子さん。ツイッターで『紅い花』&佐々木昭一郎で検索したら、昨日の1月5日付「朝日新聞」に写真入りで記事が出ているとのこと。ほんとだ。なんでも、30年ぶりで女優業に復帰したという話。それにしても、不思議なシンクロニシティだなぁ。


ところで、佐々木昭一郎はBGMに凝る。

『四季・ユートピアノ』では、マーラーの4番の第四楽章のテーマ。

『春・音の光』では、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」。『川の流れはバイオリンの音』は何だったけなぁ?

そうして、この『紅い花』では、ドノヴァンが使われている。これがいいんだよ。

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