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2012年7月12日 (木)

さらにCD『ハンバート・ワイズマン!』のはなし。

■ハンバートハンバートの佐藤良成は、和光高校→早稲田大学出身で、「COOL WISE MAN」のトランペット奏者、浜田光風さんは和光高校の4つ先輩なんだそうだ。ここの「タワレコ・インタビュー」を読むと、ハンバートハンバートのマネージャーも同じ高校の出身とのこと。 正直いって「COOL WISE MAN」ってバンド、知らなかったんだ。ごめんなさい。今回のCDを聴いて、あわてて YouTube をチェックしてみたのだが、どうも純粋なインスト「スカ」バンドじゃなくて、レゲエもやれば、サルサもジャズもお手の物といった感じで、手練れの強者ぞろいの曲者集団とみた。 そんな彼らのオリジナル「狼煙(のろし)」は、聴衆の不安を煽るようなマイナー・ワンコードで「パッパラッパ、パッパラッパ」と繰り返されるアップテンポの独特な曲調だ。それに佐藤良成が詩を付けて、佐野遊穂が力強くあっけらかんと歌う。でも、歌詞はかなりきわどい。これは明らかに福島第一原発のことを歌っているな。

 JASRAC からの通告のため、歌詞を削除しました(2019/08/06)

■そんな不安を吹き飛ばしてくれるのが、次の「二人の記憶」だ。 これ、何度も何度も聞き込むうちに、妙に心の片隅に引っ掛かる曲なんだよなあ。そうだよ、恋している時は「この幸せ」が永久に続くと確信したよね。若かったんだな。バカだったんだな。 そうしてラストに収録された「ラストダンスは私に」。 これ、誰が選曲したんだろう? いろんなカヴァー曲を以前から歌っていたように思うが、この曲もレパートリーだったっけ? なんか、安心して聴けるな。すっごくいい感じ。 先日の渋谷タワレコ「インストアー・ライヴ」では、「サザエさんのテーマ」と、「リンゴ追分」を「スカ」で共演したそうだが、一体全体どんな「リンゴ追分」だったんだ?? まったく想像できないぞ。 それから、CD2曲目「23:59」て、人類滅亡まで、もう秒読段階に入りましたって曲だよね。それにしては何ともノー天気な曲調だな。すっごく好きだけど。 ■追伸:おまけのDVDには、「23:59」のPVと(これマジで笑える)、1年前(2011/06/26)に下北沢 Indie Fanculub でライヴ収録された「おなじ話」と「罪の味」が収録されている。 こうして聴いて見てみると、日テレ「2クール」主題歌『罪の味』って、そのまま「スカ」だったんじゃん!

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