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2010年8月25日 (水)

「島村利正」がなぜかマイブーム

■このところ、このブログもずっとワンパターンの本の感想文のみ。
すみません、今日もそうです。しかも、Twitter からのコピペ。


高遠の実家で『奈良登大路町』島村利正(新潮社)のハードカバー本を見つけ、巻頭の「庭の千草」を読み始める。あぁ、これはいいなぁ。島村利正氏は高遠町の出身。氏の生家は本町の「カネニ嶋村商店」だ。長男であった島村氏は何故か家を継がなかった。「庭の千草」は氏の叔母さんの話。(つづく)
11:13 PM Aug 13th webから


すっかり忘れられた作家であった島村利正氏に、思いがけず再びスポットが当たった。それは、堀江敏幸氏が『いつか王子駅で』の中で、作家・島村利正を紹介したからだ。曰く、「このひとの行文から漂ってくる気韻に似たものはいったいなんだろう(中略) ああ、これは、檜の香りだな、と思い到った。」
11:30 PM Aug 13th webから


母の「お新盆」の祭壇を片付けに、今日夕方、高遠の実家へ行った。お新盆はほんと大変だったが、何とか無事のりきってホントよかった。帰りに高遠町図書館に寄って、『島村利正全集・第一巻、第二巻』を借りる。第二巻に収録の「庭の千草」が、戦前戦後の高遠の町を見事に活写していて、たまげたからだ
2010年8月19日 00:00:15JST webから


で、今日借りてきた第二巻には、同じく島村氏の故郷「高遠」を題材とした『城趾のある町』が収録されている。先ほどから読み始めたのだが、p377にある記載「本町には問屋門を構えた本陣が遺っていて、その家がそのまま、南原という医院になっていた。先生は可怕い人であった。」とあるが僕の祖父だ
2010年8月19日 00:06:58JST webから


島村利正、昭和19年の短編『仙醉島』を読む。『庭の千草』『城趾のある町』に先駆けて書かれた、高遠の祖母の話。明治時代、夜昼となく様々な物資を載せた駄馬が街道に五百頭、高遠の町内に五百頭動いていたという。遙か昔の高遠の町が目に浮かぶようだ。
2010年8月23日 23:18:36JST webから


島村利正『仙醉島』は、この10月にポプラ社から刊行される「百年文庫」50巻の第10巻(季)に、円地文子、井上靖の短編といっしょに収録されるらしい。堀江敏幸『いつか王子駅で』には、38ページに記載がある。
2010年8月23日 23:58:25JST webから


毎日少しずつ島村利正の短編小説を読んでいる。今日は昭和18年に書かれた『暁雲』。この小説は芥川賞候補になった。この小説もいい。じつにいい。新しい撚糸の開発に昼夜心血を注ぐ若き夫をそっと支える妻の話。でも、ゲゲゲの女房とはぜんぜん違う妻と夫。『いつか王子駅で』では35ページ。
2010年8月25日 21:55 webから

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