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2015年12月 6日 (日)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その121)伊那市役所1階多目的ホール

■12月になって、いよいよ寒くなってきました。今朝も風が冷たかった。

今日は、午前10時30分から「伊那市子育て支援課」主催のパパズです。市役所1階の多目的ホールには、この寒空のなか「70組もの親子連れ」が集まってくれました。トータルでは、160人以上だったそうです。ほんと、ありがとうございました。

日ごろ、当院の外来でよく見る子供たち、お母さんも多くて、なんか恥ずかしいような嬉しいような。お父さんの姿も多数見受けられましたよ。子育てには、いい時代になってきたのかなぁ。今日は恒例の「サンタさんの衣装」での登場だ。

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<写真をクリックすると大きくなります。倉科さんのFBより、勝手に写真を拝借いたしました。ごめんなさい。>

< 本日のメニュー >

 1)『はじめまして』新沢としひこ(ひさかたチャイルド)

 2)『このすしなあに』塚本やすし(ポプラ社)→伊東

 3)『しろくまのパンツ』tuperatupera(ブロンズ新社)→北原

     「安心してください。 はいてますよ!」

 4)『かごからとびだした』(アリス館)

 5)『メリークリスマスおおかみさん』宮西達也(女子パウロ会)→坂本

 6)『うんこしりとり』tuperatupera(白泉社)

 7)『すもうまん』長谷川義史(講談社)→宮脇

     「内掛け〜 上手投げ〜 猫だまし〜 五郎丸〜」

 9)『すてきなぼうしやさん』増田裕子・歌、市居みか・絵(そうえん社)

 10)『オニのサラリーマン』富安陽子・文、大島妙子・絵(福音館書店)→倉科

 11)『ふうせん』(アリス館)

 12)『世界中のこどもたちが』新沢としひこ&中川ひろたか(ポプラ社)


YouTube: ようちえんのブルース

■これはですね、2014年9月7日(日)「飯田市立上郷図書館」での、われわれの「絵本ライヴ」から、倉科パパと、絵本作家:飯野和好さんとのジョイント即興セッションを伊東パパがアップしてくれたものなんです。これは、ホントよかったなぁ。

■次回「伊那のパパズ」は、2016年1月16日(土)午前11時から、山梨県笛吹市石和町「山梨英和プレストンこども園」(クローズドの会です)と、

■2016年1月17日(日)午後1時半 から、山梨県北杜市須玉町「須玉ふれあい館ホール」(こちらは、参加オープンだと思いますが、あらためて確認いたします。)


2015年11月15日 (日)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その120)箕輪町松島コミュニティセンター

■パパズもこのところ出番が多い。ありがたいことです。

今日は、久々にフルメンバーでの登場だ。お父さん、おかあさん、こども達の親子連れが30組くらいは集まってくれたかな。楽しんでくれたらいいな。

ほんと、ありがとね!

          <本日のメニュー>

 1)『はじめまして』新沢としひこ(ひさかたチャイルド)

 2)『あー・あー』 三浦太郎 →伊東

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 3)『ぼうしとったら』tupera tupera(Gakken)→北原

 4)『かごからとびだした』(アリス館)

 5)『かめ(甕)』飯野和好(ビリケン出版)→坂本

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 6)『へぇこいたのだれだ?平田昌弘・作、野村たかあき・絵(くもん出版)→宮脇

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 7)『うんこしりとり』tupera tupera(白泉社)

 8)『3びきのかわいいおおかみ』ユージーン・トリビサス作、ヘレン・オクセンバリー絵(冨山房)→倉科

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 9)『ふうせん』(アリス館)

 10)『世界中のこどもたちが』(ポプラ社)

倉科さんの『3びきのかわいいおおかみ』は、けっこう長いおはなしだったけれど、みな倉科パパの巧みな読み聞かせに引き込まれて大笑いしたかと思ったら、次には直ちに集中して、一言も聞き漏らさないように最後までちゃんと聞いていた。

「こんな時」だからこそ、みな「この絵本」が心に沁み入ったんじゃないかな。

絵本の読み聞かせの醍醐味を、久々に実感させられた瞬間でした。

恐れ入りました。

■次回「パパズ」は、12月6日(日)午前10時半より、伊那市役所1F「多目的ホール」です。

2015年10月25日 (日)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その119)木下北保育園「父親参観日」

■いまの時代「父親参観日」と言うのはマズいから、正式な名称は違うと思います。ごめんなさい。でも、今日は本当にお父さんでいっぱいだった。おかあさんも、まだ入園前の小さな子もいっぱい。園児は90人くらいなんだけど、総観客数はその3倍くらいいたんじゃないか。

緊張したなぁ、もう。というのも、今日は倉科さんと宮脇さんはお休みで、ぼくと坂本さんと伊東先生の3人だけでの出演なのだ。

音楽監督でギター伴奏担当の倉科さんがいないと、基本的に我々の会は成立しない。だから、オファーがあっても倉科さんの都合が悪ければお請けできないのです。ところが、どこがどう間違ったのか分からないのだけれど、倉科さんは出られないと言ってるのに出演が決まってしまうことが何故かあって(過去に1回のみでしたが)今回がまさにその「2回目」となったワケです。

倉科さんがいなければ、誰かが代わりにギター伴奏をしなければならないワケで。それが僕なんですね。でも、ギターは下手だし練習嫌いだし、ギターにさわるのは「パパズ」の会のみという体たらく。

ということで、冷汗タラタラで始めの絵本『はじめまして』に入ったのだが、歌のキーが、F B♭ なので、ぼくフレットを指で押さえられないんです、実は。そこで、キーをひとつ上げて、G C D7 に変えてもらって、なんとか弾けたのでした。歌うのは大変だったけどね。

やれやれ無事「最初の曲」が終わったとステージを引き揚げたら、最前列で見ていた年長組の男の子が「そんなに下手じゃないじゃん、ギター」って言ってくれたのだ。うれしかったなぁ。

<今日のメニュー>

1)『はじめまして』(ひさかたチャイルド)

2)『くだものなんだ』きうちかつ(福音館書店)→伊東

3)『このすしなあに』塚本やすし(ポプラ社)→伊東

4)『おおかみだあ!』セドリック・ラマディエ・文、ヴァンサン・ブルジョ・絵、谷川俊太郎・訳(ポプラ社)→北原

5)『オニのサラリーマン』富安陽子・文、大島妙子・絵(福音館書店)→坂本

6)『かごからとびだした』

7)『うんこしりとり』

8)『でんしゃはうたう』三宮麻由子(福音館書店)→伊東

9)『ちへいせんのみえるところ』長新太(ビリケン出版)→北原

10)『パパのしごとはわるものです』板橋雅弘・文、吉田尚令・絵(岩崎書店)→坂本

11)『ふうせん』(アリス館)

12)『世界中のこどもたちが』(ポプラ社)

2015年10月18日 (日)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その118)「大町児童センター」

■今日は、朝8時に伊那を出発して大町まで行ってきた。

前回の東京行きに続いて、またしても宮脇さんに車を出してもらってほんとすみません。ありがとうございました。それにしても今日もいい天気だったなぁ。北アルプス、きれいでした。

大町ではマラソン大会とか、今日はイベント目白押しで集客が心配されたのだが、お父さん、おかあさん、子供たち、思ったよりもたくさん来てくれた。うれしかったな。ただ、1歳未満の赤ちゃんが多いぞ!

<本日のメニュー>

 1)『はじめまして』新沢としひこ

 2)『ぐるぐるぐるーん』のむらさやか・文、サイトウマサミツ・絵(こどものとも0.1.2.)→北原

 3)『だっだぁー』ナムーラミチヨ(主婦の友社)→北原

 4)『ねこガム』きむらよしお(福音館書店)→坂本

 5)『どうぶつサーカスはじまるよ』西村敏夫(福音館書店)→坂本

 6)『かごからとびだした』(アリス館)

 7)『串かつや よしこさん』長谷川義史(アリス館)→宮脇

 8)『うんこしりとり』tuperatupera(白泉社)

 9)『オニのサラリーマン』富安陽子・文、大島妙子・絵(福音館書店)→倉科

 10) 『ふうせん』(アリス館)

 11) 『世界中のこどもたちが』(ポプラ社)

2015年9月22日 (火)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その117)「高遠町図書館まつり」

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  <写真をクリックすると、もう少し大きくなります>

■明日の9月23日まで、高遠町では「高遠ブックフェスティバル」が開催中です。その関連イベントとして、去る9月20日(日)午前10時半から高遠町図書館で、われわれ「伊那のパパズ」の絵本ライヴが行われたのです。

ところが、オールカラーでハイセンスな仕上がりの「高遠ブックフェスティバル・パンフレット」のどこを見ても、われわれの「絵本ライヴ」に関する情報が載っていないのだ。いったいこれはどういうことだ??

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  <写真をクリックすると、もう少し大きくなります>

■今回のオファーは、高遠図書館→伊那市役所→宮脇さん経由で請けたものだ。ただ、正式に引き受ける前の6月頃だったか、ぼくが高遠図書館へ本を返却しに行った際、図書館長さんから「この依頼」の話が出て、ぼくは「連休の初日だし、ちょっと出演は厳しいかもしれませんね」と答えたのだ。

だからもしかすると、この企画は宙ぶらりんのままになってしまい、イベント企画からはずされてしまったのかもしれないな。だとしたら、本当に残念だ。

■それでも、当日会場には地元の親子連れ20人近くが集まってくれた。ありがたかったな。

<本日のメニュー>

 1)『はじめまして』

 2)『ぐるぐるぐるーん』のむらさやか・文、サイトウマサミツ・絵(こどものとも 0.1.2. 2015/9月号 福音館書店) →北原

 3)『どっちのてに はいってるか?』新井洋行(偕成社)→北原

 4)『かごからとびだした』(アリス館)

 5)『万次郎さんとおにぎり』(こどものとも年少版2012年10月号)→坂本

 6)『ねずみくんつかまえて』みきすぐる・文、高畠那生・絵(教育画劇)→宮脇

 7)『うんこしりとり』tuperatupera(白泉社)

 8)『黒ずみ小太郎たび日記(その8)風雲きのこ山の助太刀の巻』飯野和好(クレヨンハウス)→倉科

 9)『ふうせん』(アリス館)

 10)『世界中のこどもたちが』(ポプラ社)

2015年6月28日 (日)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その115)東京都大田区南千束「大岡山幼稚園」

■これまた、ずいぶんと前の話になってしまいましたが、さる 6月7日(日)われわれ「伊那のパパズ」の5人は、朝7時に「やまめ堂」に集合し、宮脇さんの運転するホンダ・ステップワゴンに同乗させてもらって、一路「東京」へと向かったのでした。

めざすは、東急目黒線と大井町線が交差する「大岡山」の東京工業大学キャンパス近くに位置する「福音ルーテル協会:大岡山幼稚園」だ。なんと! 今回ぼくらは東京初進出なのだった。

日曜日の「中央道」上り線は案外空いていて、順調に都内に入った宮脇ステップワゴンは、高井戸インターを下りて「環八」を南下。田園調布が近づくと、高級外車のショールームばかりが目に付く。東横線を横切って、さらに南へ。途中で左折し、ナビの指示どおりに狭い一方通行の道路を何度も曲がってゆくと、あーら不思議。一度も迷うことなく、午前10時過ぎに「大岡山幼稚園」の正面に到着したのでした。すごいぞ、宮脇さん。

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■そうして、この日の会場となったのが、なんと! 教会の礼拝堂なのでした。

おいおい、神さまの前でやるのか。やっていいのか? (^^;;

やりましたよ。『うんこしりとり』。ごめんなさい。

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    <本日のメニュー>

1)『はじめまして』新沢としひこ

2)『このすしなあに』塚本やすし(ポプラ社)→伊東

3)『でんしゃはうたう』三宮麻由子(福音館書店)→伊東

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4)『ふってきました』もとしたいずみ・文、石井聖岳・絵(絵本館)→北原

5)『かごからとびだした』(アリス館)

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6)『ねぎぼうずのあさたろう』飯野和好(福音館書店)→坂本

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7)『バナナ事件』高畠那生(BL出版)→宮脇

8)『うんこしりとり』tupera tupera(白泉社)

9)『おーいかばくん』

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10)『じごくのそうべえ』田島征彦(童心社)→倉科

11)『ふうせん』(アリス館)

12)『世界じゅうのこどもたちが』(ポプラ社)

13)『大阪うまいもんのうた』長谷川義史(佼成出版社)→アンコール

終了後、再びステップワゴンに同乗し、首都高目黒線から新宿に向かって再び中央道。夕方7時まえに伊那に帰り着きました。宮脇さん、行き帰りの運転、ほんとうにありがとうございました。

ぼくは後ろの席に乗ってるだけで楽だったワケだけれど、そうは言っても、東京日帰りは正直つかれたな。ほんと。みなさまお疲れさまでした。

2015年6月 7日 (日)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その114)富士見町図書館 4月26日(日)

■もう、ずいぶんと昔のはなしになってしまったが、去る 4月26日(日)に、諏訪郡富士見町図書館へ呼ばれて行ってきた。報告するのをすっかり忘れてしまっていたんだ。

当日参加したのは、倉科・坂本・北原の3人。

まず最初に、地元の絵本読み聞かせグループの方々が「しかけ絵本」で『しあわせなら手をたたこう』

続いて、図書館司書の池田さんが、大型絵本『バムとケロのおかいもの』

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<本日のメニュー> 詳しいことは忘れてしまったので不正確ごめんなさい。

1)『はじめまして』

2)『てんとうむし ぱっ』中川ひろたか・文、奥田高文・写真(ブロンズ新社)→北原

3)『ねこガム』きむらよしお(福音館書店)→坂本

4)『おめんです』いしかわこうじ(偕成社)→坂本

5)『かごからとびだした』(アリス館)

6)『うんこしりとり』tupera tupera(白泉社)

7)『うどんやの たぁちゃん』鍋田敬子(福音館書店)→倉科

8)『世界中のこどもたちが』(ポプラ社)

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■終了後、白州シャトレーゼ工場に樽だしワインを買いに行こうということになって、そしたら、国道20号からシャトレーゼに入る手前に「じんぐう」っていうドライブインがあって、地元の人たちの間では「とんかつ茶漬け」が美味しいと、もっぱらの評判だと坂本さんに教えてもらって行ってきましたよ。「じんぐう」。

でも、メニューに載ってない!

で、店のおばちゃんに恐る恐る倉科さんが訊いてみたら、あるって。1080円。

「とんかつ茶漬け」って……。

なかなかイメージできないよね。駒ヶ根のソースかつ丼が「びちゃびちゃ」の床上浸水になってる画像しか想像できなかったのだが、それじゃぁ食欲湧かないよなぁ。だいたい、とんかつソースとお茶が混ざったら、絶対マズいに違いないもの。

■不安に苛まれながらも、怖いもの見たさで待つこと15分。

おばちゃんが運んできたのが、これだ。

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そうか、とんかつは事前に「お茶漬け」にはなってなかったのだな。

カツは別盛り。でも、湯通しした千切りキャベツに、醤油ベースの甘辛タレと海苔が乗っかっている。

なるほど! ソースじゃないんだ。最初から「和風」仕込みだったんだね。ただし、とんかつ自体には味付けはされてなくて、普通のサクサクしたとんかつ。

ごはんに、梅干し・三ツ葉・昆布をトッピングしてから急須のお茶をかけ、そこにカツを乗っけていただく。これが、ビックリするくらい何の違和感もなく美味しく食べられるから不思議だ。カツの肉も厚くて実に旨い。ごはんの量が多くて食べきれないかと思ったが、お茶漬けにするとサラサラとお腹に入っていって、気がつけば、しっかり完食していましたよ。

 

2015年3月29日 (日)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その113)宮田村図書館

■今シーズンは珍しく「12月クリスマス・ヴァージョンのパパズ」のオファーがなかったので、前回の「小布施町図書館」から、なんと4ヵ月ぶりの「伊那のパパズ」であります。

今日の日曜日、天気予報では朝から「雨」だったのに、あれっ? 大丈夫じゃん。そう思いながら宮田村図書館へ。本日午前10時30分より公演があるのだ。

       <本日のメニュー>

1)『はじめまして』新沢としひこ(ひさかたチャイルド)

2)『うえきばちです』川端誠(BL出版) →伊東

3)『どっとこどうぶつえん』中村至男(福音館書店) →北原

4)『かごからとびだした』(アリス館)

5)『あたまがいけ』日野十成・再話、斉藤隆夫・絵(福音館書店)→坂本

6)『おーい、かばくん』(ひさかたチャイルド)

7)『うんこしりとり』tuperatupera(白泉社)

8)『あれこれたまご』とりやまみゆき・著、中の滋・絵(福音館書店)→倉科

9)『ふうせん』(アリス館)

10)『世界中のこどもたちが』(ポプラ社)

・次回の公演は、

 4月26日(日)午前11時〜 富士見町図書館(長野県諏訪郡富士見町)です。

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2015年1月12日 (月)

『子どものミカタ』山登敬之(日本評論社)

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■『現代、野蛮人入門』松尾スズキ(角川SSC新書)を読み終わり、続いて、児童精神科医:山登敬之先生の新刊『子どものミカタ』(日本評論社)を読む。

これはよかった。とても勉強になる。

そして、日頃の外来診療で、小児科開業医として自分が子供たちに接する態度をふり返り、山登先生とはえらい違いだと、ただただ反省させられた。

■この本には、山登先生が専門雑誌『こころの科学』『そだちの科学』『児童心理』や、学術誌『臨床精神医学』『保健の科学』、それに精神科の専門書に載せた文章や論説が集められているので、対象読者は「子供のこころ」や「発達障害」と直接係わる、若手児童精神科医、一般小児科医、臨床心理士、言語聴覚士、支援学級の教師、一般教師や保育士、患児の親御さん、ということになるか。

本のタイトルである『子どものミカタ』には、「味方」と「診方」の2つの意味が込められていて、特に後者に関して、臨床経験30年以上のベテラン児童精神科医が「その手の内」を惜しげもなく開示してくれているのだ。これは小児科医として大変ありがたい。

 2)子どもの「日ごろと違う様子」をどう読むか

 6)不登校診療のエッセンス

 7)子どもの「うつ」をどうみるか

 13)子どもの悩みをきく ---- 専門職として、大人として

 14)説明の工夫

 15)クリニックの精神療法、その周辺

特に上記のパートで、児童精神科医がどのように診療を進めて行くのかが具体的に分かり易く述べられている。これは非常に貴重だ。ぼくは他の先生の本で「このような記載」を読んだことがない。

■それから、なるほど! と感心したのは、「説明の工夫」(199ページ)に書かれている「それは一言で言うとどんな病気?」という問いを設け、それに対する答えを考えてみる、というところ。たとえば、

 ・統合失調症:「よくわからなくなる病気」

 ・うつ病  :「動けなくなる病気」

 ・神経症圏の病気:「特殊なわがまま」

 ・発達障害:「(生まれつき)上手にできない」

   ADHD:上手に話が聞けない。上手に片付けができない。

   自閉症スペクトラム:上手に人間関係が築けない。上手に気持の切り替えができない。

   LD:上手に読めない。上手に計算ができない。

なるほどなぁ。うまいことを言うものだ。

そうして、最初のパートに登場する摂食障害の患者の言葉。まるで、俵万智の短歌のような文章をただ並べただけで、あの厄介な摂食障害という病気を読者に直感的に了解させてしまうというウルトラC級の大技を見せてくれて、山登先生はやっぱりスゴイなぁと思った次第です。

■あと、本の随所に児童精神科医の「矜持」が感じられたこと。これは「子どもの味方」のほうの部分。

ぼくなんかが、いいかげんな知識、面談、態度で、ただ診断名だけ付けただけで、子供の生活環境の調整もフォローもせず、薬を出してそれでおしまい、なんていうような事は決してやってはいけない。

そう、肝に銘じました。

・それからもう一点。

9)「当世うつ病事情」131ページに興味深い記述があった。

 ところで、恥を承知で白状すると、私は香山の本を読むまで、「未熟型うつ病」だの「現代型うつ病」だのという言葉があるのも知らなかった。(中略)

 では、私がこれらの病態の存在をまったく知らなかったかといえば、そうではない。むしろ、右にあげた特徴を備えた患者は、私にとって比較的お馴染みの人たちであった。私は長いこと、不登校の子どもたちやひきこもりの青年たちを相手に仕事をしてきたため、こういう人たちのことを、とくにめずらしく感じなかったのだと思う。

 近ごろの若いやつらってだいたいこんなもんでしょ、という意味では、不登校の中学生もうつ状態のサラリーマンも、診察室を訪れる患者にそんなに大きな違いはない。つまり(中略)私は思春期臨床の延長上で彼らの相手をしていたため、彼らの抱える病理(=新しいタイプのうつ病)よりも、未解決の発達課題(=オトナになること)のほうに目が向いていたのだ。

 うつ病は基本的に大人の病気である。私はそういう印象をもっている。

「オトナになること」とは、どういうことを言うのか? それも「この本」に書いてあった。

13)「子どもの悩みをきく ---- 専門職として、大人として」の、190ページ。高校3年生の女の子から山登先生がもらった手紙だ。

 あの頃の私は、なんでも人のせいにばかりして、みんなに迷惑かけていたと思います。けれど、結局は自分自身だということを知りました。

 自分が変わることで、ものの見方やまわりの世界も変わってくるんだということ。がんばっていると、みんな応援してくれる。それから、がまんするっていうこと。人を思いやること。いろんなことがわかってきました。

 つらいことがあってもそれをはねとばしちゃうくらいになりました。こんな感じでちょっとずつ大きな人になりたいです。

 先生、ありがとう。

             ■ 中略 ■

 いろいろなことを経験して、あの頃の私を思い浮かべるいまの私がいる。その私は、行動すること、がまんすること、人を思いやることの大切さを知っている。その私は、いまもちょっとずつ大きな人になりたいと願っている。

 どう? 人間が成長するってことは、まさしくこういうことだって思わないか?

(190ページ)

■なるほどなぁ。ぼくはぜんぜん大人になりきれていないぞ。56歳なのにね。

松尾スズキ『現代、野蛮人入門』も、考えてみたら「オトナになること」に関して書かれた本であった。「偽善のススメ」なんて、まさにそうだ。松尾さんは、『サブカル・スーパースター鬱伝』吉田豪(徳間文庫ビレッジ)にも登場するので、『大人失格』どころか、ちゃんとした大人に違いない。

■逆に、つね日ごろ暗くてテンションが低いぼくだが、不思議と「古典的うつ病」にならないのは、大人になりきれていないからだったんだなぁ。妙に納得してしまったよ。

「成人の日」に、なんだかしみじみと考えさせられてしまったな。

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      【写真をクリックすると、大きくなります】

■日曜日。伊那市立図書館へ延滞していた本を返却しに行ったら、雑誌コーナーに『ビッグ・イシュー日本版』の最新号とバックナンバーが置いてあるのを発見してビックリした。

東京や大阪で、直接ホームレスの人から購入しないと読めない雑誌だとばかり理解していたからだ。伊那でも読めるのか! さっそくバックナンバーを数冊借りてきた。

■『ビッグ・イシュー日本版』には、自閉症の作家、東田直樹くんが連載を持っている。2年くらい前からは、山登敬之先生との往復書簡という形で「自閉症の僕が生きていく風景 <対話編>」というタイトルで連載が続いている。そのことは以前から知っていたので、まずはそのページを開いて読んでみた。

う〜む。なかなかに深い話をしているじゃないか。

これからは、伊那にいながらにして「この連載」が読めることが何よりもうれしいぞ。

2014年11月17日 (月)

伊那のパパズ絵本ライヴ(その112)小布施町図書館「まちとしょテラソ」

■昨日の11月16日(日)。伊東パパが運転する車に3人(倉科、北原、坂本)同乗させてもらって、早朝に伊那を出発し中央道→長野道を飛ばして一路「小布施町」へ。

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小布施町図書館「まちとしょテラソ・おはなしの会」で、われわれを呼んでくれたのだ。

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長野市医師会でやった時に、代表の伊藤ひろみさんが見に来て下さっていて、今回ぜひにということでオファーをいただいた。ほんと、ありがたいことです。

   <本日のメニュー>

 1)『はじめまして』新沢としひこ(ひさかたチャイルド)

 2)『くだもの なんだ』きうち かつ(福音館書店) →伊東

 3)『リズム』真砂秀明(ミキハウス) →北原

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 4)『かごからとびだした』(アリス館)

 5)『うみやまがっせん』長谷川摂子・文、大島英太郎・絵(福音館書店)→坂本

 6)『うんこしりとり』(白泉社)

 7)『おーいかばくん』中川ひろたか・曲、あべ弘士・絵(ひさかたチャイルド)


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 8)『黒ずみ小太郎旅日記(その8)風雲きのこ山助太刀の巻』飯野和好(クレヨンハウス)→倉科

 9)『ふうせん』(アリス館)

 10)『世界中のこどもたちが』(ポプラ社)

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■上記写真はすべて、伊東パパが撮ったものを拝借掲載しています。

車だして、往復運転して(帰りの麻績〜明科あたりまで、ぼくは後部座席で寝てしまったよ。ごめんなさい)写真も撮ってもらって、伊東パパにはほんとうに感謝感謝であります。

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