『想像ラジオ』いとうせいこう(河出書房新社)を、ようやく買った
■おとといの診療途中、高遠「春日医院」の春日先生から電話があった。
長野県医師会の会報誌『長野医報』7月号の特集「心に残る一冊」への原稿依頼だ。〆切りは5月連休明け。結構タイトだ。実は4月末〆切りの原稿を既に抱えているのだ。
でも、県広報委員長の春日先生から頼まれると「イヤです」とは絶対に言えないのだよ。それに、このテーマだと何となく僕に白羽の矢が立つ予感がしていたし。
じつは、もうすでに覚悟していたのかもしれない。
取り上げる本も決めていた。
『想像ラジオ』いとうせいこう(河出書房新社)だ。もちろん、若松英輔『魂にふれる』にも触れなければならない。
ただ、ぼくは雑誌『文藝』に掲載された『想像ラジオ』しか読んでないし、読み終わって2か月も経つと、細かいところは、もうすっかり忘れ去ってしまっている。しかも、雑誌掲載時よりも単行本化された時点では文章がかなりリファインされているに違いない。
という訳で、本日ようやく、TSUTAYA伊那店へ行って本を入手してきた。おぉ、すでにもう「4刷り」だったぞ。
■初版発売から1ヵ月が経ち、ここへ来て新聞書評が出そろった。週刊文春最新号の「文春図書館」巻頭「今週の必読」にも載ってた。
豊崎由美さんが、ラジオで紹介したものはコレ。
・毎日新聞4月7日(日)「今週の本棚」に載った「中島岳志氏の書評」。
・読売新聞4月7日(日)「死者とともに歩む」平松洋子さんの書評。
・産経新聞4月7日(日)「生命力伝える言葉の芸人」清水良典氏の書評。
・まだまだあるはずだが。
いずれにしても、これらの「素晴らしい書評」をマネすることなく、自分の言葉で自分が感じた思いを、決して独りよがりでなく、如何に文章化できるかが勝負だな。キビシイぞ!
さて、読み始めるか。まずはジングルを鳴らそう。
「想ー像ーラジオー。」
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