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2012年12月12日 (水)

『ゴーイングマイホーム』第9話。ツイートのまとめ

■ゴンチチがマッキーのテーマ曲をインストロメンタルで弾くのは今夜が初めてなんじゃないか?『ゴーイングマイホーム』。



■「いいか、世界は目に見えるものだけで出来ているんじゃないんだ」


 でも、クーナの阿部サダヲは言う。

「悪意とか失望とか……。目に見えないものには、もっと怖いものもたくさんあると思うよ。ちゃんと怖がらないとな。」

 これは意味深な言葉だなぁ。



『「ことば」は「おかあさん」からもらいます。みなさんが、おかあさんからもらった一番大切なものは「いのち」です。これは厳然たる事実です。それと同時に「いのちの器」である「からだ」をもらいました。そして、この「いのちを支えている」のが「ことば」なのです。』松居直氏は語る --- (2002年11月、辰野町図書館での講演より)(その1)


『今の子どもたちは、常に騒音の中に曝されていて、沈黙するということができません。沈黙・静寂がないと「ことば」は貧しくなります。「ことば」を失うこと=人間性を失うこと。その結果、子どもたちは「暴力」に訴えるようになるのです。電子メディア時代における人間性の崩壊ということを、
私はとても危惧しています。』 松居直氏は語る(その2)


『しかも、「ことば」というものは本質的に「目に見えないもの」なのです。人間にとって大切なものはみな、目に見えない。これは「星の王子さま」の口癖ですね。ことば・時間・こころ・しあわせ・愛・かなしみ……みんな「目には見えない」』 松居直氏は語る(その3)



■ただ、「目に見えないもの」がみな、人間が生きてゆくのに大切なものばかりじゃないことを、ぼくはすっかり忘れていたよ。悪意、ねたみ、そねみ、憎しみ。そうして、放射能。『ゴーイングマイホーム』



■「カーディガンを着た人に悪い人間はいない」と言ったのは宮沢章夫氏だが、イギリス貴族だったカーディガン氏はとんでもない悪人だったらしい。『考える人』宮沢章夫(新潮文庫)でも、夏八木勲が着ている朱色のカーディガンはオシャレだ。『ゴーイングマイホーム』。


続き)宮沢章夫氏のカーディガンの話は、『牛への道』(新潮文庫)p132
「カーディガンを着る悪党はいない」と、『考えない人』(新潮文庫)p289「プログレッシブ人生・まる2」に載ってます。「考える人」に連載されている『考えない人』の誤りでした。ごめんなさい。



■本来「目に見えないもの」であったはずの人間の「悪意」や「ねたみ・そねみ」が、ツイッターの「つぶやき」として「目に見えるもの」となってしまったことは、ある意味ほんとうに不幸なことだと思う。『ゴーイングマイホーム』



■「ずいぶん死んだんだなぁ……。すまない!」って、西田敏行は言う。福島県出身の人だからね。竜胆って書いて「りんどう」と読む。なんか中国語みたいだよね、竜胆。クーナのお墓には、リンドウが手向けられるのだ。ダムができたために、原発ができたために、クーナは予想外に死んでしまったんだ。

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