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2009年12月16日 (水)

伊那保育園で、内科健診のあと絵本を読む

今日の水曜日は、午後2時から「伊那保育園」で秋の内科健診。ずっと忙しかったから、この時期になってしまったのだ。全員で30人くらいの小さな保育園なので、健診は30分弱で終了。もう一度年長さんと年中さんに遊戯室へ集まってもらって絵本を読む。



1)『どうぶつサーカスはじまるよ』西村俊雄・作(福音館書店)
2)『これがほんとの大きさ!』S・ジェンキンズ作(評論社)
3)『もりのなか』マリー・ホール・エッツ作(福音館書店)
4)『子うさぎましろのお話』佐々木たづ・文、三好碩也・絵(ポプラ社)


5月に来た時も思ったけれど、ここの園児たちはすっごく反応がいい。これはどこで読んでもそうなのだが、『これがほんとの大きさ!』を広げると子供たちは次第に興奮してきて立ち上がり、絵本の周りに群がってしまい収集がつかなくなってしまう。今回もそう。でも、次の『もりのなか』を読み始めると、絵本の雰囲気そのままに「し〜ん」と静かに落ち着いて、絵本の中へ自然と入り込んでいったのには驚いた。本に力があるんだね。

クリスマスの絵本は、本当は『クリスマスの ふしぎな はこ』長谷川摂子・作(福音館書店)を読もうと思っていたのだが、昨年でたハードカバーも、「こどものとも年少版」で当初出た月刊版も両方持っているのに、なぜか探しても見つからない。仕方なく結局また『子うさぎましろのお話』を読む。

絵が線が細くて色合いも淡く目立たないので、こういう集団の場での「読み聞かせ」には向かない絵本だ。しかも文章は長い。お話がなかなか終わらないのだ。だから、年中さんには集中力を維持するのが大変だったかもしれないな。でも、みんな一生懸命集中して聞いてくれたよ。ありがたかったな。

ただ、ちょうど物語の中盤、子ウサギ「ましろ」が別人に変身するために付けた「黒ずみ」が、払っても叩いてもぜんぜん落ちなくて泣いてしまう一番いいシーンで、ぼくの携帯が鳴った。いや、マナーモードになっていたので、振動しただけだったけど、ぼくは焦った。ここで絵本を読むのを中断したら、すべてがぶち壊しだ。だから当然ぼくは無視した。しかし、20回以上鳴り続けたな。後で確認したら、医師会の事務長さんからの電話だった。すぐに出なくてごめんなさい。こちらにも事情があったのですよ。


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