信州高遠美術館ギャラリー展「藤沢まゆ」
■昨日の土曜日、診療終了後のひと休みのあと妻と次男といっしょに高遠へ。長男は中学陸上長野県大会で長野へ行っている。残念ながら出場選手じゃなくて応援でね。
行き先は「信州高遠美術館」だ。先週の土曜日から「藤沢まゆ」展が開催されていることを、妻が北原アンドレア先生から教えてもらったのだ。
藤沢まゆさん。ぼくは彼女のことを知らなかった。でも、彼女のお母さんとお父さんのことはよく知っている。おかあさんは、高遠小学校東組、高遠中学校2組の同級生だし、おとうさんとも同い年で、高遠中バスケ部の同士だ。(おとうさんは5組だったかな)
それにしても、あの俊幸くんと八重子さんの娘さんが、このようにオリジナリティ溢れる新進気鋭のアーティストとして、まだ若いのに数々の個展を開催し、専門家すじからも注目されているとは、ぜんぜん知らなかったよ。
布に絵を染め付ける技法は、絵本『じごくのそうべえ』田島征彦(童心社)で慣れ親しんでいた。でも、藤沢まゆさんの作品に直に接してみて驚いたのだ。予想をはるかに超えてダイナミックで且つ繊細なファンタスティックな世界がそこにあったからだ。大切なことは、伝統的なアート(技術)を踏襲しつつ、新しいアート(芸術)を表現してゆくことなんだな。やはり、代表作「ぞうくじら」が見応え満点だ。その色合いといい細密なタッチといい、実に素晴らしい。
■妻と次男はゴルフで先に帰って、ぼくは高遠に残った。実はこの日、高遠町福祉センター「やますそ」で、午後6時半からコンサートがあったのだ。開場まであと40分あったので、駅前の「本の家」へ。暫く前に僕が売った本が、まだ売れずに店の本棚に何冊も並んでいて、なんとなく申し訳なくなってしまった。でも、がんばってほしいぞ!
そこで、応援のためにも3冊購入。買ったのは『おじさんはなぜ時代小説が好きか』関川夏央(岩波書店)『多読術』松岡正剛(ちくまプリマー新書)『ビッチェズ・ブリュー エレクトリック・マイルスのすべて』中山康樹(廣済堂出版)。しめて2,500円なり。
■それから、高遠町福祉センター「やますそ」へ。ナラ・レオンのボサノバ「虹の彼方へ」がBGMで流れる中、亀工房の二人が登場。亀工房のライヴを観るのは、これで3回目か。で、以前から前澤さんの雰囲気が何故か懐かしい感じがずっとしていて不思議に思っていたのだけれど、先日その理由が判った。
ぼくが伊那北高校で同級生だった、中山昌士くんに雰囲気や佇まいが「そっくり」なのだ。その「長髪」を含めてね。中山君には、先日「伊那保育園」で久しぶりに会ったばかりだったから、余計にそう感じたのかも。(つづく)
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